紹介したいnote記事「詩 揺らぐ…」
ナッツさんの「詩 揺らぐ…」という記事を紹介します。
「…そうやって、視線でとらえて離さない。そして、臆することなく言うのね。『釘付けだ…』って、」
見つめてくる彼に理由を聞いたら「釘付けだ」と言われたのでしょうか。この二人はまだ付き合っていないように思えます。
見つめている彼は自信家のようですね。「釘付けだ」なんてキザな言葉、普通はなかなか口に出来ません。
「視線は蜘蛛の糸のように絡まって、たった一言のその言葉は、ナイフの刃先にほんのりと、甘さを含ませた鋭さでハートを貫く。もう、逃れることなんてできない」
「蜘蛛の糸」って、ねばねばと纏わりつくイメージがあります。そして捕えた獲物を逃さない怖さがあります。
「ナイフの刃」と言う表現も怖さを感じますね。「逃れることなんてできない」と諦めている様子。でも「甘さ」や「ハート」と言う言葉から、恐れるどころかワクワクしているように思えます。
「それまでの強気な気持ちが崩れてしまいそうな感覚のなかで…揺らぐ、瞬間」
見つめてくる彼に対して、今まで強気だったと言う事でしょうか。恋の駆け引きを感じます。
「真正面から切り込んで堂々とさらうつもりね怯みもせずに」
昔のアニメ「キャッツ・アイ」の歌の歌詞にありそうな感じですね。
「耳の奥今でも生きて匂い立つ君の言葉は愛を纏わせ」
これは、先ほどの「釘付けだ」の言葉が耳に残っていると言う事でしょうか。言葉って不思議、かなりの威力があるんですね。
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