50歳超えの大学院留学(オンライン)‥怒涛の最終学期

‥今は課題提出の締切が過ぎたばかりで‥気が抜けて、テンションだだ下がりのなかで、いろいろと思い出している。
課題提出の直前、何年も放置してきたエアコン掃除をよりによって、このテンパってるときに、今からやろうよ、掃除機がどうなってる、フィルターがどうなってると相棒が張り切りだして、気が散らされるのを恨んだり。
課題提出をやっと終えて、ふと気づくと、爆弾メールが来ていたり。うーん、相手は客じゃないし、必要なサービスを提供するためには時間的な便宜も金銭的な便宜も一切図れないことをどう伝えるか‥コミュニケーションて難しいなぁと溜息ついたり。

修士論文を終えて、最後に残った科目を履修した。前回は不合格だったので、再履修だ‥コロナ騒ぎで精神不安定になったのもあり、英語力が足りなくてやるべき課題をこなせなかったのもあり、落ちるべくして落ちた。

再履修なので、実際に何点に相当するレポートを書いても、貰えるのは合格下限の50点と決まっている。
だけど何だか楽しかった。充実感があった。
‥課題を提出した今となっては、合格かどうか気になって、楽しかったと単純に言える状況ではないけれど。

この科目はグループ学習と決まっていて、皆で実験の計画を立て、研究計画書を作り、実験をする。結果をレポートに書くのだけ個人でやり、そのレポートが成績評価の対象になる。
けどグループ内のやりとりは大学のteamsでやるように決められていて、担任の先生が見守っている。グループ学習に参加しない人は履修中断となって学期のキャンセル料を払うことになっている。

前回の履修のときは4人で、イギリス人とインド人2人のグループだった。今回は6人で、イギリス人、アイルランド人、ロシア人、そして居住地もイギリス、ドバイ、香港とバラエティに富んでいた。

学期中にはいろいろあった。まずはミーティング!

IELTS 6.5の私にはてんで太刀打ちできず😭。How are you? I’m fine, thank you. なんて会話で済む訳では当然、ない。
貴重なミーティング時間だし、皆の興味は今回の課題なので、自分としてはどう思ってるかを挨拶代わりに砕けた表現で、ああだこうだと言い合って、始まった。
しかも顔出しだ。話しかけられても、困って、咄嗟に何の言葉も出せない自分がteamsの画面に映っていた。最悪だ。
6人いるので、会話は自分を除いてどんどん流れていき、終わった。

グループのボス気取り😅がミーティングを3回も企画したので、その度に困り、1時間かかって終わったときには英語酔いでヘトヘト、片頭痛がしたときもあった。
それでも2回目以降は、ついていくのに精一杯だから、聞いてるだけにするよ、発言はチャットだけにするよと伝えたり、本来ならミーティングで言いたいことを先にteamsに投稿しておいたりして、何とか対応した‥やっぱり英語酔いで疲れるのに変わりはなかったけど。

しかし本当の課題は顔出しミーティングではなかった。
グループの面々と付き合うのは、面白いと言や面白いけど、苦労だった。

グループで実験計画を立てて、実施するので、話し合って決めないといけないことが沢山あった。
皆で選択する事項について、発言をちょっと問い質したら以後、一切返事しなくなったオトコ。
仕事が忙しいからといって、ミーティングもteamsの議論にもほぼ出て来なかったオンナ‥先生よ、早くこいつ履修中断ではじいてくんない?って思った。家族の結婚式でって言い訳もあったなぁ。
選択する事項についてどうしようかとteamsに投稿したら、この文献に書いてあるよと返事してきたヤツもいた‥いや、だからアンタはその文献を読んだ上で、どれを選択したいのよ⁉︎って返したら、態度が少し大人しくなったけど。
あ、でもその後には、決め事で投票したのを、5人しか投票してない!、残りの人はさっさと投票しなさいって、5人の投票でもう決定してるのにteamsに怒り投稿してた‥食傷したのか、投稿の半分はスルーされてたなぁ。投票も結局、学期の終わりまで5人のままだったし。

そして一番ウケたのは、オンラインで実験を作成して、出来上がって公開するまでにメンバーで試行してみるのだけど、そのデータもプレビューと注釈が付いた上で、残ってしまう。でもデータとして使えないのは、もちろんだ。
そう指摘したら、先生にそのデータを使っていいかと、わざわざ訊いたヤツがいた‥それはホンモノのデータじゃないから使えませんって返事を貰ってた‥ダメと分かっていても一応聞いてみるってセイシンなのか、何なのか、意図をしばし考えてしまった。

しかしまぁ、2回目の履修で私も成長してたから言えることで、1回目には作業に参加したくても、要領が分からないから、他のメンバーに全部お任せで研究が進んでいった。何の貢献もしなくても、スルーされていた。
そりゃ相手にするよりゃ、どんどん作業をした方が自分の理解が進むからオトクだ‥今回ようやっと分かった。
あのときは主体的に参加してないから、いざ課題レポートを書く段になっても書くことがなくて、字数を埋めるに苦労した。

今回は成績はともかくとして、何だかんだ言いながら共同作業が出来た。
たまに登場するヤツが、先生に言われた手直しが済んでないのに実験計画書をいきなり再提出しちゃったので、それを指摘したら、えー直したいの⁉︎、そんなら引っ込めるけどって不服そうだった。
そうともよ!、手直しするから引っ込めて‼︎と投稿した。
そうよ、Tomoko、手直しが必要よ!って瞬時に加勢が来た。

終わってみて、やっぱり楽しかったなぁ。
うーコロナ騒ぎが終わったから海外旅行したいけど、私の小遣いではオンライン留学と海外旅行の両方は無理だ。
短期の海外旅行では、こうして経験したオモロいことって、そうそうないだろうから、やっぱりオンライン留学を選ぶんだよなぁ。

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