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フラワーリボン協会の『交通安全講演会』

2022年11月5日(土)に『交通事故をゼロにする』をビジョンに活動をしている一般社団法人フラワーリボン協会の『交通安全講演会』に参加してきました。
当日は70名ほどが参加されていて、運送会社関係やトラックに関わる事業社の方々がいらっしゃいました。

最初にフラワーリボン協会の古賀代表理事がお話をされました。
フラワーリボン協会の今日の役割と講演会の趣旨を説明、その後に公益財団法人交通遺児育英会の方が挨拶をされました。交通遺児育英会の成り立ち、そして公益法人になるまでの歴史をお伺いし非常に感動しました。

交通遺児育英会様のお話

講演会は第一部から第三部までありました。

第一部で、交通事故でご家族を亡くされた当事者の方のお話を聞きました。
コロナ感染の影響もあり映像での出演でした。詳しい内容は割愛させて頂きますが非常に心に染みるお話でした。
その話の中で、加害者の方が事故の半年後に自殺されたと聞き、交通事故というものは全ての人を一瞬で不幸にするのだとしみじみ思いました。
ですが、被害者の方のお子様が医者だったり看護師だったりそして警察だったり、たくさん勉強して一人前の大人になったと聞き本当に良かったなと思いました。そして奥様はお母さんとしてしっかりと頑張られたのだなと感じました。
もうお一人の被害者のご家族もお父様を亡くされた娘さんの話でしたが、最後は親子というのがとても大切だと言うことを伝えていきたいと思いました。

第二部では、物流業界をテーマに福岡大学のインターンの学生さんたちが、アンケートの結果を交えて学生の目線で講演をされました。
ここでは我々は物流業界の中で仕事をしているので当たり前だと思ってることを今は変えなければならない時代にきているのだと改めて痛感しました。いろいろなアンケートを取られていて、アンケートの結果をしっかり提示していただきました。そのデータから物流業界のマイナスのイメージが完璧にあるんだと本当に感じました。
運転手の高齢化、人材不足、 魅力のない業界、見ていられないほどのデーターを見せていただき、学生の本当の声を聞かせてもらい、今が物流業界の過渡期であり、逆にここがチャンスなんだと改めて思いました。

第三部では、運行管理システムを構築し支援するサービスを行っている株式会社ライフナビコネクトさんのお話でした。社長の瓜生さんは、大手物流会社で長年勤めていたそうです。当然、ドライバーから始めて管理部門の業務を長くしてこられ、運行管理に携わり毎日のように事故の報告があったそうです。そして大手運送会社では当たり前のように行っている運行管理が、下請けの業者は全くできていないということに気付き今のビジネスを起業されたとのことでした。
しかし、大手運送会社で当たり前のようにやっている運行管理を中小の運送会社がすぐにできるものではありません。人材不足また経験知識不足という中小の運送会社が多数あります。

その中での2024年問題。
これは本当に物流業界の過渡期であり、私はチャンスであると思います。
まずはこの運行管理をしっかりすること、そして事故を減らすこと。それが会社の存続につながり、そして魅力のある会社になるのだと改めて感じました。中小の運送会社は経営が苦しいところが多数あります。そこで前向きに変化に対応できる会社が今後の物流業界を担っていくのだと思います。
是非そうなって欲しいものです。

今回、企画をしていただいたフラワーリボン協会の皆さんに感謝をし、私も 業界で何か手助けができればと心から思いました。

講演会の様子

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