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2021/09/19読書感想「諦めの価値」森博嗣著

この本の広告か記事を見かけて、気になり買ってみました。

ちょっと風変わりな性格の著者かも、って感じなので、書いてあること全てを自分に当てはめることはできないですけど、読んでいて楽しかったし、自分にプラスになった気もします。

(物事をするとき)『諦めるとも言わず、諦めないとも言わず、「どちらつかずのまま、ぐずぐずしていればよろしい」』

これは自分なりに良かった文章。

いろいろやりたいことがあって、いくつかは諦めないといけないのかな、と思ってたり、ひとつに絞らないといけないようなことが書かれていたのを見ていて、もやもやしていたものが、ぐずぐずやっていても良いのか、と感じた文章です。

この本を読む前から英語の勉強を数年ぶりに再開したりしてて、以前勉強していたのが繋がったりするんだな、と感じてたので、物理的にできなくなっても、ぐずぐずやっていれば、できる日も来るんだな~、って思いました。

プログラミングの勉強とかピアノ演奏は今、中断していますけど、そのうちできる日が来ると良いかな、と思います。

『結局は幸せや満足が最終的な目的であり、すべてはそれを生み出す方法と言える』

これなんかも良いですね。で、それにともなって、

『諦めるのは「方法」』

なんて言葉もありました。

自分は「方法」にこだわり過ぎてたのかも、とも思いました。

ただ、創作活動はその過程が楽しいので、「創作活動をするのが幸せ」という風にも言えるのかもしれません。

個々人、それぞれの幸せや満足を書きだして、トップダウンで、今することを逆算しても良いのかもしれませんね。

自分にとっては家族、友人との会話をすることも幸せな部類に入るので、そこも大事にしたいところ。

著者は、奥様にもお子さんにも「期待しない」らしいですので、自分とは考え方が違うようです。

ただ、著者は、

『大事なのは異なるものを認めることであり、自分と同じになってほしいと期待しないことである』

とも書いているので、著者自身の考えを押し付ける気は毛頭ないようですので、書いてあることを好きに解釈するのも別に悪くはないのかな、とも思いました。

他にも面白い考えが書いてありましたので、興味を持たれた方は読んで損はないと思います。