マガジンのカバー画像

クリティカル・アナリティクス【競争力養成プログラム】

93
日々のゼミで行なっているクリティカル・アナリティクス(略称:CA)をまとめて、発信しています。
運営しているクリエイター

#代行業者

上久保ゼミ・オリジナルのディベートトレーニング法:クリティカルアナリティクス(CA)

上久保ゼミ・競争力養成プログラムでは、「1人対全員」という独特の形式で行うディベート・トレーニング法を導入し、「批判的分析力を磨く場」を自ら創っています。  このトレーニング法では、まず1人が「立論者」となります。立論者は、事前に社会問題の1つを取り上げて、それに対する自らの主張をA4・1枚程度の文章にまとめ、他のメンバーに提示します。その他の「討論者」は、立論者と反対の立場で、自らの意見をまとめてトレーニングに臨みます。  立論者は、できるならば自らの本来の主張と逆の立

サブゼミCAの議題「障碍者の『雇用代行ビジネス』を規制すべきか否か」

 私が所属する上久保ゼミでは1人対N人の構図でクリティカル・アナリティクス(CA)を実施しています。毎週3限ある授業時間のなか、合計5個の議題を各40分で扱っています。 今回のCAで題材とした問題 「雇用代行ビジネス」を規制すべきか否か 障碍者雇用と法定雇用率  戦傷者を想定した1960年制定の「身体障害者雇用促進法」を前身として、障害者雇用促進法は法改正に伴い発達・知的障碍者(1997年)、精神障碍者(2006-8年)と対象を拡大してきた。法定雇用率とは企業の従業員に占