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【The Guardian】'I'm the one': Philippines president takes responsibility for drug killings

『I'm the one': Philippines president takes responsibility for drug killings』
担当:はぴはぴとまと

【日本語概要】
 フィリピンのドゥテルテ大統領が、大統領就任後に行った麻薬戦争について、自身に責任があるとの旨を発言し、投獄の心構えも出来ていると明らかにした。ただ、人道に関する罪は無いとの主張は一貫している。
 背景にはフィリピンに多く存在する麻薬中毒者の存在があり、ドゥテルテは自身の逮捕によって国の安全が危険にさらされることについて指摘している。一方で殺害数などは過少報告されている可能性があり、国際刑事裁判所を中心に、彼に大量殺戮と人道に反した罪があるか、正式な調査が進められている。

※麻薬戦争とは…超法規的殺人指令とも称されており、要は麻薬関係者を厳しく取り締まったことを指す。少なくとも6000人以上は逮捕の現場で射殺したとされている。

★大統領就任前から私刑を行っていたとされているドゥテルテ氏
彼の麻薬撲滅キャンペーンはホロコーストを想起させる危険なものですが、存外、一部の国民からの支持はあついです。

【その他の記事】
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