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【CA】メジャーリーグ開催の是非

 ファシリテーター:レイン

 今回は、アメリカのプロ野球リーグである、メジャーリーグを再開するべきか否かの是非を議論しました。

 メジャーリーグは新型コロナウイルスの感染拡大によって開幕が延期になっていましたが米時間の7月23日24日に開幕することが確実になりました。これはMLB機構が60試合での開催を決め、選手側も合意した、と米スポーツ専門局「ESPN」など米メディアが報じました

 しかし、選手側は60試合でシーズンを実施することで合意しましたが、健康・安全プロトコルについてはまだMLB機構と協議中ということになっています。

 今回はメジャーリーグを開催しなかったことによる経済的損失と、コロナ禍で開催する制度的問題のどちらの問題が大きいかに議論が集中しました。

 はじめに今回の議論が白熱した論点は

① 開催したことによって、選手、スタッフ、スタジアムの維持費などの支払いが必要になりますが、無観客試合になるため球団の収入は減少します。このため、球団の経営が逼迫されるのではないか

② 選手側が年棒を試合数で割った「日割り100%」を要求していますがMLB機構は日割り70%を要求するなどの年奉公省が難航しています。このままではシーズン終了時に大きな問題になるのではないか

 反論者側は、①に関しては日本のプロ野球のように席にボードを置く料金で稼ぐなど新たなビジネスプランで稼ぐことによって収入を得ることができるのではないか。また、スポーツは継続的に人気をとることが大切であり、一年の経営難には目をつぶるべきではないかという意見がありました。

 これに対して立論者側は、日本とアメリカでは野球の経済規模が違うことから不可能とした上で、交渉が難航してることやコロナウイルスの影響でメジャーで人気の選手が今シーズンはプレイしないことやアメリカでの失業者が多いことから収入を得ることは難しいと論じました。また、野球は充分に人気を得ており一年ではファンが離れることはないとしました。

 反論者側は、②に関しては、結局開催しようがしまいが交渉がこじれるのであれば、開催すべきではないかと反論しました。

 これに対して立論者側は大リーグが途中開催したときの規定がないことから、規定を作るのが難しく、開催せずに規定を作る時間に充てるべきだと主張しました。

 今回の議論では、開催したときのメリットとデメリットどちらが大きいかという所に議論が集中しました、しかしメリットの大きさがうまく説明できず、デメリットを否定するような形になってしまったので、開催したときに何がいいのかをうまく説明できる必要がありました。また、メジャーリーグ延期の原因であるコロナウイルスについて言及がなかったため、そこについても視野を広げるべきでした

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