20230611 日本のプライマリケア

われらが #森田洋之 先生をご存じですか?

https://creators.yahoo.co.jp/sasakikouya/0200114474
「プライマリ・ケア医とは、要するに総合的なかかりつけ医のような存在。全てをひっくるめて、地域の医療や介護の困りごとを見ていく。とりあえず何か不調があったりケガをしたりしたら、相談できるところ。ここで治療もできるし、場合によっては大きな病院を紹介する。基本的な考えは患者中心です。患者さんの思いがあって、それにどう医療や介護が介入して支えられるか。日本でこのプライマリ・ケアを進めていきたい。医療全体を変えることが最終目標です」

と森田先生は言う

患者中心の医療って何だろう
利用者中心の介護って何だろう

高齢になれば万が一のことはつきものなのだが、その万が一をどう受け入れるかは、家族や近所の人の判断によるところが大きい

このビデオに出で森田先生は、その万が一を受け入れて在宅での生活を可能にしてくれる日本でも珍しいお医者さんだろう
ただし、先生が一人で一人暮らしの高齢者さんをケアしているわけではなく、小規模多機能のいろはさんの介護体制も素晴らしい
https://168abc.jp/mission/small_multifunctional/

現実はもっと複雑で、一筋縄ではないが、
体の弱った高齢者が一人暮らしをするということは、本人はもちろんだが、家族も支える介護・医療者も、絶えず万が一が付きまとう、死と隣り合わせで暮らすことだという覚悟を持たなければいけないと
このビデオは教えてくれていると思う

#プライマリケア の重要性はかなり前から叫ばれているけれど
厚労省は具体的な動きをしていないのが現状だ
出来上がってしまった医療という大きな利権の絡んだ産業構造を根本的に改革することになるため及び腰だ

かく言う私たち一人一人も、このことに真摯に目を向けて、真剣に取り組まなければいけないのだが、具合が悪くならない限り考えないのが介護・医療であり、自分は大丈夫と高を括って向き合っていない

私の仕事は老人ホームを探す人に、その人にあったホームを紹介する仕事でだが、本当に在宅で暮らせないのか、とても悩ましい命題を毎度考えさせられる

家族が面倒をみれるなら在宅も可能だけれど、家族による介護が難しく、仕方なく住み慣れた自宅を離れて施設に入居することになる人がほとんどだ

施設に入居することを徹底的に抵抗をする人もいれば、子供たちや近所に迷惑をかけたくないから、誰かがいつも面倒を見てくれる施設がいいという人も居る

日頃から考えているのだが、本当に在宅での暮らしが難しいのか、何をすればその人は自宅での暮らしを続けられるのか、今の日本にはそれを高齢の方々と一緒に考えてくれる仕組みがないに等しい

なんとかできる仕組みを作りたいと思う

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