見出し画像

うぬが如く。 はじめに

ご無沙汰しております。院生でした。
この度、2024年3月に博士課程を修了し博士(芸術工学)を取得しました。
専門はパッケージデザイン、紙箱、もっといえばデザイン文化。
とはいえ、就活を民間に切り替えてすぐに短時間正社員として拾ってくださった北欧デザイン系の会社で2月から新社会人として肉体労働をしています。
研究テーマから個人が特定されそうなので匿名にしました。名前はとても悩みつつ、夫との会話で使っていたうぬ(自の訓読みです)にしました。引き続き在野での研究活動はマイペースながら続けていくので、会社に迷惑がかからないようにという感じです。

東京の郊外、13年という(大学院生活にしてはそこそこ)長いアカデミックでの生活ののち、博士論文という(論文執筆の重さはともかく)たった論文一つにしてアカデミックから姿を消し民間でアカデミシャンであったことを隠しながら生活する…そしてポスドクとしてしばしばアカデミックに出没し、「ボンタンアメの人」「お菓子の人」「パッケージの人」「生きるシーラカンス」と後輩に言わしめた伝説(ではない)うぬの博士課程体験記を少しずつ書いていけたらなと思っています。某神室町が舞台のゲームのように、過去編として体験記をうぬが如く<極>として、堅苦しくなくかけたらいいなと思っています。

こうしてnoteを久しぶりに開いたことにはきっかけがありまして、外部副査の先生と最終審査後にお疲れ様会で相談を持ちかけたときのことです。
実はボスとはこの1年、助教が異動でいなくなったこともあって本当に色々ありました。心労も祟り、回復傾向にあった精神面もどちらかといえば悪化したのと、純粋に学位がかかった国際会議直前の体調不良、所属D生に対する研究理解のことなどがあります。本当に諸々信じられなくなりそうだったので一旦避難しています、、
副査の先生には博論本など博論の書籍化へのアドバイスをいただいていたので切り出すのにとても心が痛んだのですが、心と同時に博論によって筆を折りかけていたことを吐露しました。まずは論文じゃなくてもいいから書くことを続けるとか、もっと気軽なアウトプットをしてみてもよいのではと助言をいただき、本当は色々投稿論文にしたいネタや博論の投稿論文もあるのですが、その前にnoteで習慣をなるべく続けられたらと少し敷居を低くするために開きました。

何か面白そうなものとして何があるかな、と考えていたのですが、たまに職場でD課程がいなさすぎて珍しがられた話題がいくつか思い当たるのでそれを取り上げたいです。それと、Dの方にとっては心労やボスのこともあるのかなとか。体調のことも容赦なく私は過去記事の通り書きます。
①Dの時に自分の専門領域ではなく別分野に歓迎されてモチベになっていた話
②博士論文審査前に絶望した指導の話(研究室とボスと自分の研究の相性)
③他の学生ほど大して北欧デザインに全然詳しくなかったのに北欧デザインと生活に携わる仕事に就いた話
④就活でアカデミックから民間に切り替えたタイミングの話
上記の4つくらいをテーマにゆるっと書いて、自分の研究の話もできたらと思っています。

在野ですが、夏に国際の研究会も一個すでに決まっているなか仕事で覚えることが多く、とても今頭がパンク寸前ですが少しずつ研究とも折り合いをつけるために進められたらと思います。
うぬが如く、第1章頑張ります〜。


この記事が参加している募集

新生活をたのしく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?