「捨て駒」になることこそ私のバリューだった会社員時代
高校生の娘が、試合から帰ってくるなり、不満気に言った。
「予選だけの『捨て駒』に使われた。本戦では使われないのに」
その言葉で思い出した。会社員時代はずっと「捨て駒」になることでバリューを出していた。
優秀な人であっても体調不良や、休暇、アクシデントで実力を発揮できないときがある。そうした場合はピンチヒッターや捨て駒として積極的に立候補してきた。能力が高くない私が、組織に貢献できるよう場面がまさに「捨て駒」や「ピンチヒッター」だった。
娘はネガティブにとらえていたが、会社員時代の私だったら喜んで出場しただろう。
フリーランスになった今、私のバリューは何だろうか?
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