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【イベントレポ】KAMIKAWA未来共創サミット2023!

この記事は、わたしたち、かみかわKICHATTAメンバーが上川町に到着して間もなく開催された『オトナ本気ラボ-KAMINAWA未来共創サミット』(以下、共創サミット)のイベント参加レポートです。


1日目 町内視察・交流会

上川に到着後、早速町内を視察する参加者
夜は世界的有名シェフプロデュースのレストラン「フラテッロ・ディ・ミクニ」にて交流会

全国から集まった約50名ほどが、雪が積もる12月初旬に上川町に集結。
普段は出会えないような人との出会い、所属や職種も様々ですが1つ共通することは

「上川町で出会い同じ時間を共有している」

ということ。幻想的な雪景色と北海道の食を堪能しながら1日目の夜を過ごしました。

2日目『オトナ本気ラボ-KAMIKAWA未来共創サミット』とは?

産学官民やイノベーターが "越境" して共創する町

壮大で自然が豊かな上川町、なかでも層雲峡(そううんきょう)温泉があるエリアにはアジアからの団体観光客を迎え入れることができる大型観光旅館が数軒あるため年間を通じて国内外から多くの観光客が来ることで知られています。

さらに観光客に加えて、都市圏の企業視察や研修で上川町を訪れる人も多いそう。今回「未来共創サミット」に参加するために全国各地から約50名が上川町に集まりました。

まずは心も体もほぐすストレッチからスタート!

上川町と連携して共創サミットを企画・運営する「オトナ本気ラボ」は、産学官民やビジネスパーソンが連携し、世代や場所、町の境界も取っ払って、未来の子どもたちに残していく“まち”を大人が本気で考えるコミュニティだそう。

ミッションは「感動人口、一億人へ」

上川町についてもっと知りたい!
実際に町が抱える課題ってどんなもの?
上川町役場はどんな人材、企業を求めてる?
上川町が描く、全く新しい未来の“まち” とは?

などさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。


佐藤町長よりメッセージ〜上川町が挑戦し続ける理由〜

(左)ファシリテーター 岩田真吾氏/ 三ツ星グループ代表取締役社長(右)佐藤芳治氏/ 上川町町長

イベントは、上川町のまちづくりを長年牽引されてきた佐藤芳治町長とのトークセッションから始まりました。

ここで印象的だったのは、佐藤町長の「仕事に対する向き合い方」。

「大変な仕事でもどうせやるなら楽しく、面白く」
「役場職員の感覚をすてる(ことで新しい変化を生み出し町をもっと面白くしていく)」

等、佐藤町長から出てくる言葉はどれも斬新で柔軟。上川町役場の皆さんがイキイキ楽しそうに働く秘訣は、佐藤町長のマインドも大きく影響を与えているのだと実感しました。

自分が住む地域の首長の話を聞ける機会もなかなか少ないと思いますが、かみかわKICHATTAメンバー全員が早速、佐藤町長のお話を直接聞ける機会となりました。

トークセッション①「Web3、DAOを活用した未来の地方創生とは?」

登壇者(左から)
古里圭史氏/ (一財)ひだ財団設立者・(株)リトルパーク代表取締役
齋藤潤一氏 /AGRIST(株) 代表取締役・こゆ財団代表理事
坂本大典氏/ 株式会社チイキズカン 代表取締役社長

トークセッション①では、グローバルな視野を持ちつつ、ローカルの可能性に着目し事業を行う起業家らが登壇。上川で新たな産業や事業を生み出すためには?の視点でセッションが行われました。

ここで印象的だったのは、
「立場関係なくどれだけ想いを持って、上川のビジョンを語れるかが大事」
「誰を感動させるかではなく、自分が感動するかが大事」

という登壇者からの言葉でした。

関係人口や交流人口ではなく、感動人口という新しい概念をキーワードにする上川町。

「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様に関わる人々を指す言葉

総務省HPより

自分たちがまず、関係人口や交流人口を超えて感動人口になれるか?
どうやったらなれるのかを考える、体験していくことが上川町や他の地域の課題解決にもつながる、という話が印象的でした。

トークセッション②「上川町が越境共創に取り組むワケ 〜オトナ本気ラボが実現したいこと〜」

上川町役場 地域魅力創造課より小知井和彦氏(左)清光隆典氏(右)

最後のセッションに登壇したのは、今回かみかわKICHATTAメンバーを日々温かくサポートしてくださる地域魅力創造課の小知井氏と清光氏。

これまで、様々な越境を生み出すために尽力されてきた2人から、共創サミットを通じて実現したいこと、今後の期待や「上川まるごとリサーチパーク構想」について話していただきました。

【上川まるごとリサーチパーク構想とは?】
まち全体をリサーチパークに見立てて、産官学民の共創事業や実証実験の積極誘致により地方創生事例を多数生み出す。

上川町のプロジェクト一例


ランチタイム〜KINUBARI COFFEE提供〜

出来立ての温かいご飯を会場で食べられるのは地元のお店の協力があってこそ!
どれも美味しくいただきました!

さて、お待ちかねのランチタイムは、上川町でカフェ店舗を構えるKINUBARI COFFEE さんの出張ケータリング♪

手作りのおかずとご飯はもちろん、食後のコーヒーも美味しくいただきました!

かみかわKICHATTAメンバーも参加!共創ディスカッション

午後は、かみかわKICHATTAメンバーも各テーブルに別れて共創ワークに参加。
午前中のトークセッションを経て、上川町でどんな事業を共創していけるかを3つのテーマに分かれてディスカッションを行います。

a.スポーツとキャリア支援事業
b.上川まるごとリサーチパーク構想事業
c.ローカルスタートアップ協会設立

ここでもキーワードは "共創"  ”越境"

上川町も、関わる自分たちも、所属する会社も、そして日本全体も良くなるためには今、何をしていきたい?

上川で育つ子どもたち、都市部で育つ子どもや親世代にとって、今後上川がどんな存在になっていくのか?

北海道の中でも課題先進地域と言われる上川町。

目の前の課題と向き合いながらも、他地域で過ごす子どもや大人を巻き込みながらどうしたら未来を少しでも明るくできるか、おもしろくかつ社会的意義のあることを一緒に創っていけるのか、というように課題をポジティブにとらえ前向きな対話があちこちから聞こえてきました。

グループに分かれてディスカッション
肩書き、企業の枠を越えてオトナが真剣に上川町の未来を考える
筆者が参加したテーブル。テーマは「上川まるごとリサーチパーク構想事業」


寸劇、笑いありの共創ワークプレゼン

最後には、ディスカッションを通じて完成した事業構想を発表する機会も。

「ただ発表するだけではつまらない!」

と、運営チームの遊び心溢れる提案でなんと寸劇形式で各チーム発表することに。

突然の寸劇スタイルでしたが、各チーム、大人達のクリエイティビティが発揮され個性と笑いが溢れるプレゼンタイムとなりました。

寸劇も本気で挑むオトナたち!!(筆者撮影)
かみかわKICHATTAメンバーも参戦
終始、笑いの絶えない寸劇プレゼン
最後に全員で記念撮影をして1泊2日の共創サミットが終了しました

いかがだったでしょうか?
職種や肩書きの枠を越えて、上川町の地域課題解決に本気で取り組む大人が交わり、新しいプロジェクトが生み出されていくまさにスタート地点をかみかわKICHATTAメンバーも体験することができました。

越境できる大人が集まる上川町で今後どんなプロジェクトが生み出されるのか、上川町が描く、全く新しい未来のまちづくりに今後も注目していきたいと思います!

上川町への移住、企業研修等に関心がある方は下記からお問い合わせください。

体験移住含む、お問い合わせについてはこちら
上川町役場HP

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上川町の共創プロジェクト
オトナ本気ラボ

かみかわKICHATTA制作メンバー
writer:まみ
photographer:くみ(Instagram

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