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202402

ラスバレ3周年の展示

今月は仕事が忙しかったので、食べたり飲んだりといった話題が多め。

地中の星

日本初の地下鉄を上野~浅草間に作った実業家・早川徳次の一大事業を史実ベースで描いた小説。大隈重信、渋沢栄一から資金提供を受けることに成功するも、地震が多く地盤も強固とは言えない東京での地下鉄工事は否定的な意見が多く、実際事故の連続で困難を極める。中盤は工事現場に関するエピソードが多く、徳次の影が薄いように思った。後半の地下鉄開通後は東急の創業者と知られるライバル五島慶太との熾烈な争いが繰り広げられ、面白い。都市開発や鉄道に興味がある人にお勧め。

以下余談。
東京地下鉄道株式会社(1920)

帝都高速度交通営団(1941)

東京地下鉄株式会社(2004、通称東京メトロ)
一周回って名前が先祖返りしてるのが面白い。そもそも営団が生まれたのは国家総動員法や産業報国会や大政翼賛会の流れ。

東急の創業者・五島慶太は強引な買収や合併会社を成長させたことから強盗慶太とも呼ばれた かつては東京の西側にあった郊外の渋谷という土地に目を付け、ここを一大ターミナルにした先見の明が作中で強調されていたのが印象深い。

五島も古美術品のコレクターだったり、プラネタリウムに名前を残していたりと文化事業にも関心が強い人だったけど、業績の規模も広さも阪急の小林一三の方が一枚上手な感じ 小林一三の功績は鉄道事業を通じて日本における中流中産階級のライフスタイルそのものを生み出したことにある 平日は電車で郊外から都心に通勤通学し、休日はデパートで買い物や外食を行い、遊園地や動物園のようなレジャー施設や舞台鑑賞で余暇を過ごすような生活様式はそれまでなかった。

歴史とは何か

講演録を底本とした歴史哲学の名著の新訳。歴史研究における過去と現在の相互作用や、歴史的事実をピックアップし整列させる歴史家の役割を時に熱っぽく、時に英国人的な諧謔を交えて説く。随所に(笑)が盛り込まれることで、より講演録らしい臨場感が伝わってくる内容だった。学生時代から新書版は何回か通しで読んでいるので、こちらも熟読玩味したい。

音威子府そば

2か月ぶりの音威子府TOKYO@四谷三丁目
やっぱり音威子府そばは最高!

風味豊かで歯ごたえのある黒い麺が音威子府そばの特徴
天ぷらも絶品!絶対にいい油を使っている


ぷっち呑み

地元のちょい飲み的なイベント。コロナ禍の影響で4年ぶりの開催らしい。ワンドリンクとワンフードで1000円也。まさにせんべろ。普段寄らない店にも回ることができて楽しかった。レパートリーを増やすいいきっかけだ。

ジントニックとミートナチョス
ハイボールとフライ、ヒラメの昆布締め白ワインと鯵の刺身、なめろう
白ワインと鯵の刺身、なめろう
生搾りレモンサワーとタイ風揚げ春巻き


シガーバー

新宿三丁目のBAR HAVANAで本格的なラムのロックとマティーニ、そして葉巻を嗜んだ🥃🍸🚬
上質で完備な大人の時間で愉しかった。また行きたい。
名前通りキューバの首都、ハバナが由来らしいので、今度はダイキリやキューバ・リブレといったハバナに由来するカクテルを注文してみたいところ。
Life is beautiful💖

最初は甘めで後から辛めになっていくのが葉巻
カクテルの王様・マティーニ🍸

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