収入サムネ-05

人と関わるのが怖い−収入コンプレックスとの断絶法を考えてみた−

初投稿になります。マユムラです。
20代後半、印刷関係の仕事をしています。
最近は色々な勉強が楽しくて仕方なく、活動の幅を広げ始めているところです。

私には敬愛している賢い妹がいるのですが、先日こんなことを言われました。
「お姉ちゃんは、もっと“人”と繋がったほうがいいよ」
私としては、大変痛いところを突かれました。
自分の活動の幅を広げたり、今後楽しく生きるためには色々な人と
関わっていきたい・・・それは常々思っていました。
しかし、私は絶望的に人と関わることが苦手なのです。
接客業は何年もやってきたので、そういった上辺だけの付き合いであれば
難なくこなせるのですが、個人的な付き合いがどうもできない。
会話や、人が集まる会に参加しようとすると重く何かが胸の中でのしかかってくるような感覚が毎回あります。
会に参加できたとしても一言も発さなかったり、そんなことが多いです。

関われば絶対楽しい人たちばかりなのに・・・。
こんなんじゃだめだ・・・。

とかなんとか考えている中での妹からの指摘だったので、
改めて「そもそも私はどうして人と関われないんだ?
ということを突き詰めてみることにしました。

原因は「肩書・収入コンプレックス」だった!?

私には学生時代からの友人が数人居ます。
ということは人嫌いでもなく、重度の人見知りでもないのです。
ではどういった人とは関われないのか、会話ができないのか、リストアップしました。
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・会社の上司
 −上司の意見は絶対という節がある。
・父親
 −反抗したことがほとんどない。
・成功しているように見える同期
 −遠い存在になった。
・目指す業界の初対面の人
 −関わっていいものか分からない。
-------
この人たちの共通点、要は「自分の先を走っている」人たちです。
自分より収入は圧倒的に多いし、人生経験も豊富な人たちです。
これに気づいたとき
自分ってサイテーだな・・・、と思いました。
人の肩書きとか収入でフィルターを通して見ていて、
その人のことを全く見ていなかったのです。

自分にも同じことが返ってくるという思い込み

「他人は自分の鏡」とよく言います。
自分の周りには似た人が集まってくるから自分を省みるときは
周りを見なさいといった感じのことです。

人のことを収入とかですごいかすごくないかを見ていた・・・
もっとはっきり言えば「上か下か」で見ていた自分。
だから、自分よりすごいと思う人と関わろうとすると
自分の実力が足りないことが見透かされるのではないか、
という恐怖に苛まれてしまっていたのです。
それの何が問題かというと、
実力がないから私には発言権がない
意見を言っても誰も聞いてくれない
そう思い込んで、全く発言できなくなってしまうのです。

技術や肩書きを戦うための装備だと思っている

この状況をわかりやすくRPGのキャラクターにして考えてみることにします。

攻撃力の図_アートボード 1

Aさんの例です。
ここでいう技術・肩書き・収入はその人の装備のようなものです。
それぞれに「攻撃力」とか「防御力」がついています。
(※ここでは分かりやすく攻撃力のみの表示です。)
「社長」という強力な肩書きがあるので攻撃力+700
「年収3000万」庶民の感覚からすると凄いので+500
「凄腕経営術」立派なスキルなので+600
これで彼の合計攻撃力は1800です。

次に一般社員の例、私なんですけれども。

攻撃力の図-02

肩書きは「一般社員」攻撃力+100
「年収250万」生々しいですが近い数字ではあります。攻撃力+40
「よくわからん資格」持ってて意味があるのか不明な資格 攻撃力+10
合計攻撃力は150です。

攻撃力の図-03

Aさんに立ち向かったところで全く歯が立ちませんね。
ここで重要なのは、これは私から見たAさんだということです。
Aさんの図をもう一度見てみましょう。

攻撃力の図_アートボード 1

左に大きな攻撃力の数値があって・・・
あれあれ?彼の背後に何か隠れてますね。

その「人」をちゃんと見ることで、コンプレックスから抜け出せる

Aさんの背後にはAさんの人となりが隠れていました。
私の肥大化したフィルターでそれがよく見えなくなっていたのです。
剣士は朝から夜まで剣をふるって常に戦闘体勢で居ますか?
違いますよね、人間ですから・・。
目的があるから剣をふるうのです。無差別に振り回す物ではない。
誰も彼もが敵ではないのです。

フィルターを外してみよう

Aさんが持つ攻撃力は、あくまでAさんの目的のために身につけた物。
彼の人間的な部分・本質ではありません。
それではAさんにかかってしまったフィルターを見えなくします。
最初から外すことはなかなか難しいので少しずつ・・。

攻撃力の図4-04

一気に話しやすくなったような気がしませんか?

今回のまとめ

私が人と関わることが苦手な原因のひとつが「肩書・収入コンプレックス」でした。
どういったフィルターがかかってしまっているのか図解することで
思考のクセを改善できることに気がつきました。
頭の中で「この人はどういう人なんだ!」と念じると、まとわりつくフィルターから目を逸らすことができます。
また、物理的な改善策としては、その人の目をしっかり見ることです。
私は人と目を合わせられません。一日の中で誰とも目が合っていません。
少しでも目を合わせようとすることで、その人と向き合おうという気分になります。

今回の気付きで、少しずつでも人と関わることが喜びになるといいなと思っています。
この記事を偶然読んだ、同じような悩みを持っているあなたにも何かの助けになると嬉しいです。
もう少し方法を試したら別の記事で深堀するつもりです。
それでは今回はこの辺りで。

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