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上古町(=カミフル)ってどんなところ?

「上古町」「カミフル 」、「古町」。

上古町を拠点に活動する私たちにとっては馴染みのある言葉ですが、一般の、特に県外のみなさんにとってみたら、聞いたこともない言葉のはず。今回はそんな人に向けて、「そもそも上古町って、どんなところ?」と紹介するページをつくりました。知らない人はもちろん、名前は知っているけどいまいちよく分からないといった人まで、ぜひゆるりとご覧ください。

上古町 ってどこにあるの?

JR新潟駅からバスに乗って約10分にある「古町」で降りて、さらに10分歩くと、上古町の入り口にやってきます。ここから白山神社までの通りが「上古町商店街」です。(住所でみると、1番町〜4番町までですね)

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▲このピンクの建物が目印

上古町商店街は、大きな赤い鳥居がシンボルの総鎮守白山神社につながるように店々が連なっています。500mほどの沿道には100店ほどのお店が立ち並び、老舗和菓子店やお茶屋といった歴史を持つお店と、セレクトショップや古着屋、個性的な雑貨店などの若い人が頑張るお店が共存しています。

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上古町の歴史を振り返る

江戸時代にはすでに「古町」という名前は存在していたそうで、一説には新潟で一番歴史のある古い町といった意味から名付けられたともいわれています。そもそも新潟は北前船の寄港地としても知られていたため、米を中心に多くの物品が運び出され、商業都市として発展していきました。

その後、明治維新を経て町名改正が行われ、白山神社側を上とした「新潟町」が誕生。その勢いのまま昭和になると、新潟で初めてのデパートが新潟町から町名を変えた「古町」にできるなど、新潟の中心地として発展を続けていったのです。

しかし、新潟駅前や万代にチェーン店やショッピング施設ができると、次第に客足は遠のくばかり。古町を行き交う人はだんだんと少なくなっていきました。

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ところが、ここ10年ほどで、少しずつ幅広い世代の出店が相次ぎ、かつての賑わいの片鱗を見ることができるようになりました。

そのきっかけとなったのが、新潟を中心に活動するクリエイト集団「hickory03travelers」(ヒッコリースリートラベラーズ) 。上古町の有志のみなさんやNPO法人まちづくり学校さんとマップづくりやイベントを実施し、若者にも興味を持ってもらいやすいように楽しそうな情報発信を行いました。また、行政とも連携し、古くなったアーケードを新しく建て直したり、歩車道もきれいにしたりと、訪れたくなるまちづくりにも取り組みました。

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こうした取り組みが注目されるようになり、長崎の佐世保バーガーで経験を積んだ店主が営むハンバーガーショップ「ふるまち謙sバーガー」や新潟産コシヒカリの糀で仕込んだ糀ドリンク専門店「古町糀製造所」、イタリアの小さな食堂をイメージした「Focaccia e vino Tetto テット」など、新しい若手が主体となったお店が少しずつ増えていきました。

ゆるく上古町と繋がれるイベント

そんな上古町は、お店の営業だけでなく、個性的なイベントも多数開催しています。新年を祝う「もちつき」や、お寺や神社の節分会を開く「カミフル 豆まき」、毎年少しずつ新しいことを行う「カミフル 門前市」、日本最大級の菓子をまく「明和義人祭」(共催)など、地域内外の人が楽しんでもらえるよう、みんなで考えて行動しています。

すべてのイベントに共通していることは、基本的に参加自由のゆる〜いつながり。かっちりと決めてしまうのではなく、余白を残すことで、ゆるく楽しいつながりを作っていきます。

こんな場所が上古町商店街(=カミフル )です。このnoteでは、そんな上古町、ひいては古町の魅力を少しでも伝えられればと思います。これからの発信をぜひ楽しみにしていてください◎

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