見出し画像

中心軸を外に置く

テレビを見ていたら、お笑い芸人のカズレーザー(メイプル超合金)が「鍋が振れない」と言ってました。

これは、なかなか奥が深いぞと思うのです。

鍋を振るときは、体の重心を鍋の取っ手のところに置くのです。
自分の足先から腰をドッシリと構えず、腕にも力は入れず、鍋の取っ手を中心に世界が縦に回るのです。

例えばハサミで紙を切るときも同様です。
ハサミの上下が擦れて紙が切れるその一点に、重心が乗るのです。
そうすると、紙は切れます。

裁縫のときは、針の先に
縄跳びは、弛む縄の真ん中辺りに


すべての道具には重心があって、その重心に身を委ねて使うのです。
それがつかめない道具はうまく使えないです。

これは、人付き合いでも、仕事でも、そうかと思うときがあります。
物事の重心が見えた時に、それに自分の重心を委ねるとうまくいくようなことが多い気がします。

それは、「困ってることを助ける」ことに似てるし、「ボトルネックを見つけて解消する」ことに似てます。

でも、ほんとのニュアンスはそうではない気もします。
そうなるようにできている
なるようになる
というニュアンスのほうが近い気がします。

これは、なかなか奥が深いぞと思うのです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?