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【子育て】寝かしつけの新定番「創作おはなし」

寝かしつけってどんな風にしていますか。おそらく定番中の定番は絵本を読むことだと思います。しかし薄暗いところで読むのも目が疲れるし、だからといって電気をつけて読むと子どもが寝ないし…と、私たちも迷っていました。あるときから、夫Kが始めた「おはなし」が娘にヒットし、今では我が家の寝かしつけの新定番になっています。

寝室をまっくらにしてから始めよう

あくまでも寝かしつけ。寝室で部屋をまっくらにします。初めてのときは、豆電球くらいの明るさでもいいかもしれません。子どもと一緒にごろりんとして「今から、お父さんがお話をするよ。よく聞いていてね。」と言って子どもの目を見つめます。

子どもの集中力が高まっていない(あきらかに聞いていない)ときには、無理をして始める必要はありません。「なんだろう?」と興味を持ったときにこそ、お話が効果を発揮します。

「お話」の構成を少しだけ考える

私は必ず、タイトルをつけるところから始めます。「ライオンキング 作:(夫Kのフルネーム)」のように。理由は保育園で絵本や紙芝居を先生が読んでくださるとき、必ず作者の名前を読んでいらっしゃるからです。子どもにはこれが「今から、おもしろいお話が始まるよ」という合図になるんです。

そして情景やセリフ、説明などをしながらお話を展開していきます。ときどき子どもからつっこみや質問が来ます。「お父さん、そのライオンは優しいライオンさん?」など。二人でお話を作るように、質問に答えたり「(長女の名前)ちゃんはどう思う?」と聞いてみるのもよいと思います。登場人物の気持ちに寄り添ったり、ピーターパンとフック船長は本当は仲良くなれるんじゃないか、そんな可能性も考えたりしながら、自由にお話を展開していきます。

おすすめは共通の物語

おすすめは、親子で知っているお話です。お話を聞いている子どもの様子をよく見ていると、私の目や顔をじっと見つめていますが、お話を聞きながら、頭の中でイメージ・想像をたっぷり膨らませていることがわかります。最初のうちは、イメージしやすいお話が話しやすいです。例えば「となりのトトロ」のオープニング。こんな風に、聞き取りやすいゆっくりとした早さで始めるのです。

トコトコトコっと、トラックが走っています。荷台にはたくさんの荷物。お引越しのようです。あれ、荷台をよく見ると女の子が二人、机の下に隠れています。さつきちゃんとめいちゃんです。運転手さんの隣には、お父さんも座っています。「疲れたかい?もうすぐだからね」とお父さんが声をかけてくれました。さつきちゃんがキャラメルをお父さんに渡します。

ネタが尽きた…そのとき

親子で知っている物語が、ひと通り出つくしてしまうことも。「今日はピーターパンにしよう」と話しても子どもが「えー、ピーターパンは嫌だー」となってしまいます。そんなときには「じゃあ、ピーターパン第2章「あのあとフック船長はどうなったか」っていうのはどう?」と聞いています。

ピーターパンとの戦いに負けて海に落ち、ワニに追いかけられてどこかに行ってしまったフック船長。海賊船はピーターパンのものになったところで、本家のお話はおしまいです。そこで第二章を、想像力をいっぱいに働かせて考えてみるのです。

4歳の娘は、私にたくさんの提案をしてきます。「フック船長は、どこかの港に着いたんじゃないかな?」「ワニはきっと、それでも海辺で、フック船長を食べたいなーって待ってるとおもう」と。そういった想像力につき合いながらお話を展開した結果、長女は毎晩の「眠る前のお父さんのお話」にどっぷりとハマってくれています。


夫K「大人の方が先に眠くなって、ワケの分からないお話を展開するときってあるよね?笑」

妻A「あるある。私は"お母さん、スヴェン(アナと雪の女王に登場)はブタじゃないよ、トナカイだよ!"って突っ込まれたことがある!笑」


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