人との距離感がわからないpart2

前回の記事を書いてから主治医に回避性パーソナリティ障害の傾向があると言われた。回避性パーソナリティ障害とは

”回避性パーソナリティ障害患者は,自分が批判されたり,拒絶されたりすること,または他者に気に入られないことを恐れるために,以下の状況のように,仕事でのものを含む社会的交流を回避する:

・同僚が自分を批判するのではないかと恐れるために,昇進を拒否する。
・会議を避ける。
・自分が好かれることを確信できない限り,新しい友人を作ることを回避する。
このような患者は,厳格な検証によりそうではないことが証明されるまで,他者は批判的であり,不満を抱いていると考えている。このため,この障害の患者は,グループに加わり,親密な人間関係を築く前に,繰り返し支持され無批判に受容されることにより安心する必要がある。

回避性パーソナリティ障害患者は社会的交流を望んでいるが,自分の幸福を他者の手に委ねることを恐れている。このような患者は人との交流を限定するため,比較的孤立する傾向があり,必要な場合に患者が助けを求められる社会的ネットワークをもたない。”
引用元 回避性パーソナリティ障害(AVPD)MSDマニュアル プロフェッショナル版 

というものだ。これを主治医に言われた時とても納得した。今までまさにこのような動機で行動をしてきたからだ。

 前回の記事では行動が空回りするなどのことを書いたが、今回は他人に対してどの程度信頼していいかわからないことについて、書こうと思う。

 他者から嫌われることや、拒絶されることを極端に恐れるため、自分は深く信頼してるのに相手はそうでもない、という状況になるのがとても怖い。そのため相手を試すような行動を取ってしまったり、相手は自分のことを、どうとも思っていないと信じ込み、病んだりすることがよくある。しかし、孤独を恐れ、他人とも交流を持ちたいとも強く思うため、その感情と板挟みになり、どうすればいいのかわからなくなってしまう。

”・自分が好かれることを確信できない限り,新しい友人を作ることを回避する。” 

とあるように、自分が主体になるのではなく、相手を主体として人間関係を築こうとするため、良い人間関係を築けるかは、端的に言えば「運」なのである。厳密に人間関係を紐解いていけば結局は相性ではあると思うが、相性にたどり着く前に破滅的な行動を取って崩れてしまう。

 また回避性パーソナリティ障害の症状ではないかもしれないが、僕の性格上、物事を極端に捉えてしまう傾向がある。簡単に言えば「好感度0 or 好感度100」だと思ってしまう。例えば相手が軽くコンプレックスに思ってることを言ってしまったとする。当然相手は不快に思い、こちらになにか言ってくるか、少し距離を取るだろう。その時点では仮に好感度80から60くらいに落ちたとしよう。好感度50以下が嫌いだと仮定して、まだ嫌われてはいないだろう。しかし、僕の感覚からすれば、80から60に「落ちた」という事実だけで「既に好感度はぶっちぎりで20くらいだろう」と信じ込みショックを受ける。そうなると相手を信じられなくなってしまい、関係を修復しようと動いてくれても裏があるのではないかと勘繰り、結局それも拒絶してしまう。負の連鎖の完成だ。こういう場面にいくつも出会ってきた。

 回避性パーソナリティ障害と僕の極端な思考では深い人間関係を築くのは難しいのだろうか。最近ずっとこのことについて考えていたのでnoteに書いた。何か良いアドバイスがあれば教えてほしいです。

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