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対応力

施術は会話ありき

と言われると「そらそうだろう」となることがほとんど。

じゃあその「会話」というもののスキルをあげる練習をしているのか?と聞かれると多くの人がしていない印象だ。

最近は高校生のサッカーの試合を見ることが多い。
その中で選手同士で指示し合っているシーンはよくある。

その時に

その言葉は相手に届くのか?
その表現は意図通りに理解されるのか?

ということを感じる。

そういったことを考えると「伝えるスキル」というのは、施術に限らず、スポーツ現場の人間も(選手もスタッフも)磨く必要があるだろう。

じゃあどうやってあげていくのか?というと
相手の反応に対する感度を上げるということがまずは第一だと思う。

よくある話だが、どれだけいい話をしても、受け手の感度がバグっていたら、いい話として受理されない。
ただそれは相手の感度の問題であるので、こちらが操作できることはほとんどない。

でも、伝えないと始まらない。

じゃあまずはこちらが相手の反応をしっかりと感じ取るところからだろう、、、といった流れだ。

そしてそもそもの前提として
一生懸命に伝えたからと言って伝わるという保証はどこにもない。

といったコミュニケーションの根幹というか考え方が頭の中にあると、いろいろと工夫ができるようになる。
(あんぽんたんはできない、、、)

そうなると結局「賢いかどうか?」「工夫できるかどうか?」という基本的な話になる。

言ってしまえば、具体的なことがうまかったとしても、抽象度を上げた時に質が高くなければ応用が効かないし、その時だけの人になる。

ただ我々のような"人"を相手にする仕事は、変数だらけで断定できることは少ない。

話せないことがダメというよりも、話せないという問題は結局何を意味して、どうなれば解決できるのか?
の問いを提示した後に解決できるかがポイントになる。

そしてこういった賢さは、年齢を重ねたらついていくのか?というと、必ずしもそんなことはなくて、できる人は若くても全然できる。逆に言えば、できない人はいつまで経ってもできない。

以前、目上の方から「神谷が言語化してくれることには違和感がほとんどない」ということを言ってもらった。
それを言われて、伝えたいことを伝える時の背景を理解してもらえた気がした。

私が人に何か自分の意見を伝える時は、抽象度をどこまでにするのか?ということと、具体的であるなら幅を持たせることを意識している。
そこが伝わったようで本当に嬉しかった。

施術は会話ありきだ。
チームプレーは会話ありきだ。

ではその会話とは?
その会話の目的は?
その目的達成のために必要なマインドとスキルは?
そのマインドとスキルはどうしたら手に入るのか?
そもそも手に入るものなのか?

そういったまだるっこしいことを考えながらやっていくと、いつか賢くなる(かもしれない)

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