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【付けペン談義】 チャオ! エクスカリパー

私は、漫画家さん愛用のペンのことを、エクスカリバーと呼んでいます。
元ネタはこちらの本。

惣領冬実先生の『チェーザレ〜破壊の創造者〜』のガイドブックです。
巻頭インタビューで、惣領先生のペンを「こちらが惣領先生のエクスカリバー」と紹介していたことが印象的で(ちなみに、惣領先生はミリペンでした)。

自分のペンがエクスカリバーになる日など来ないし、漫画家の先生方のペンなんて実際に見られる機会などほとんどないわけで、概ねそんなことすら忘れていた2020年11月20日。

突然、私の手元にエクスカリバーがやってきました。
それも、2本も。

漫画好きnoterさんならご存知、梅熊大介先生からです。

実は先日、先生の元へコピックチャオ本体を送らせていただいたんですが、そのお礼として、

まさかのエクスカリバー2本とペン先、そして投稿用漫画原稿用紙(B4サイズ)のセットをいただいたのです!

もうペン軸についた傷や凹みが、修羅場の夜を想起させて萌える!!
ペン先に至っては、かぶらペンと丸ペンという贅沢セット!!

余談ですが、梅熊先生曰く、「エクスカリパー(FF5)です」とのことなので、以降エクスカリパーと呼称を改めます(笑)。

ちなみに三上は、普段の漫画を描くときは、がっつり同人誌用漫画原稿用紙(A4サイズ)とミリペンを使っています。

付けペンは小中学校の頃使っていましたが、高校生以降全く触っていません。
手がインクまみれになる(自分が下手なだけw)、いろんな事情から使用をやめましたが、何より自分の付けペンの線が嫌いというのが大きかった

その点、ミリペンは手が汚れず、自由な方向にペン先を動かせるため、非常に楽だなと思いながらシグニャルの作業をしていました。
実際、作業は早く進みますし。

ただ、私が使うと、ミリペンは線の表情がイマイチだなとは正直思っていました。
そろそろ付けペンに回帰すべきかと、うっすらと思ったのも事実……

そんな中、梅熊先生は、私にエクスカリパーを2本も託してくださった。

「問おう、あなたが私のマスターか」と思わず呟いたのは内緒の話です。

しかし、自分にはバナナの精霊(ミニ○ン)の方がピッタリだと直後に気づいた件。

これは明らかに、「練習すれば使えますよ、頑張って」という梅熊先生の暖かな応援です。

継承したからには、使わねば。

というわけで、画材通販店で漫画用インクと付けペンを追加注文し、練習することにしました。
まぁ結局、なかなか届かなくて画材屋さんへ行って買ったんですけどねw

この時に、本当はインクとホワイト、筆ペンだけ買うはずが、スクリーントーンの安さに惹かれて初心者漫画セットまで買ってしまったという罠。

インク等購入後、ペンを使って呟いたのがこちら。

漫画用品売り場でインクとホワイトを延々見ては悩んでいたんですが、結局小さい頃に使っていたメーカーに回帰しました。
実は8歳の誕生日に、親が与えてくれた漫画セットがマクソン製だったんです。

確か、小学校の頃はこれを使って、楽しく絵を描いていた記憶はあるんですよ。
いつから付けペンがインクが乾かなくて苦手、と思うようになったんだろう?
そう思いながら呟き記事の絵を描いていましたが、その時に気づきました。
マクソンのインク、乾きがえらい早いのです。

そういえば、マクソンのインクが切れた後、習字用の墨汁を使いだしてから苦手意識が芽生えたのを思い出しました。
墨汁は、インクと比して乾きが2倍ぐらい遅いのです。

つまり、インクに関しては速乾性のものを使えば問題ない。

そう気づいて調子づく私。
通販で注文していたインクとGペンも届き、練習していた時の呟きがこちら。

ちなみになんで練習していたかと申しますと、梅熊先生にお礼がしたかったからです。

原稿用紙とエクスカリパーが来たのなら、やることは一つでしょ!!

描く。

描く。

そして、送るっ!!

というわけで、仕上がった原稿は「投稿作品在中」と赤書きされた封筒に入れ、梅熊先生のお家へと送付されたのでした。

内容は「交通法規ネタがありすぎるので、きっと描く日が来ない最終回」。
オチは梅熊先生のみがご存知です。
梅熊先生、道具をいただき、さらに感想までいただいて、ありがとうございましたm(_ _)m

取材の前にバタバタしていた主要因がこちらでした(笑)。

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