あの扉の向こうに『詩を描くタイムカプセル』

あの扉の向こうには
「

幼い頃に旅した

森の中をいま再び

あの頃見えていた

感情も風景も

何もかもが変わっていた。

見えなくなっただけじゃない

見えてなかった

情景や心情が

いまはもう見えるんだ。

これまで過ごした時間が

無駄じゃなかったって

少しくらい思える事もある。

素直さや勇気を失った分

慎重に狡猾に生きることを学んだ

それがいい事なのかは置き去りにして。

いつかまたこの森を尋ねた時

『詩を描きたい。その風景を観て』

今とはまた違う景色が

目の前に広がっているだろうから。

ここを訪ねる理由として

この先に起こるボクの証として

またここに埋めておくから

次の『詩を描くタイムカプセル』を。

」

そんなボクの歩んだ人生を『詩に描くタイムカプセル』に秘めた想い出の物語。。