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漢文テキスト【無料版】

1.まずなにをすればいいの?

 学校で漢文を学んでいても、模試になると、何が書いてあるのかちんぷんかんぷん。入試本番でもこの状態だったら、どうしよう。でも、何をすればいいのかわからない。そんなあなたに、漢文がどうやったら読めるようになるのかをお伝えします!

 まず、漢文を読めるようになるには、句形という武器が必要です。「句形」は、単語と単語、文と文、単語と文の関係を示すものです。その句形をマスターすることで漢文が理解できるようになります。

 ここまで読んで、できるかなあと不安になった方もいると思います。大丈夫です!句形を覚えるのに必要な時間は、1日30分を約半年!これを続けるだけで、漢文が読めるようになります。実際に、私も無理なく続けることができました!

 今は部活が忙しいし、後でもいいかなと思うかもしれませんが、部活を引退してからだと、英語や理科社会など他の科目にも時間がとられて、国語は後回しにされがちです。今からやっておけば、1日15分を約一年でも間に合います。きっと、未来の自分に感謝されますよ。
 逆に、もう時間がない高3生!今から始めれば、まだ間に合う!迷っている時間はありません。さあ、次に書いてあることを、始めてください!

 まず、実力を知りましょう!今の自分の力で、センター試験の漢文でどれくらい点が取れるのかという現実を認識するのが重要です。問題、解答は学校の進路室や東進や旺文社の過去問バンクで入手できます。2015-2019年(本試)の5回分を、一つ当たり20分で解いて、点数、得点率を出してください。(解答解説は読まなくて結構です)多くの人が半分くらいしか解けないと思います。(私もそうでした)すべてはここからです。

 さあ、句形を覚えて、漢文の点数をアップさせましょう!

2.インプットしよう!

 まず、これを用意してください。赤本から厳選した100の例文が載っています。
・風呂で覚えるシリーズ 風呂で覚える漢文[改訂新装版](教学社編集部)

 1日10項目ずつ読んでいきます。軽い気持ちで、楽しく読んでください。それが1周したら、音読をします。1日20ずつ、声に出して読んでいきます。

 漢文を読むときは、文字を指しながら読むのがおススメです。そうすることで、白文を見た時に、書き下しが楽にできるようになります。また、読んだときに意味がとれるという状態を目指しましょう。

 約半月でここまでが終わると思います。音読が1周したら、アウトプットに進んでください。
アウトプットと並行しながら、インプット自体は続けてください!(効果が上がります)

3.アウトプットしよう!

 まず、これを用意してください。
・ステップアップノート10 漢文 句形ドリルと演習(河合出版)
これは繰り返し使用するので、コピーしたり、ノートに解いたりすることを推奨します。

 1日1項目、問題を解いて、間違ったところを中心に解説を読みます。これを5周します。

 順調に行けば、アウトプットは2ヶ月で終わると思います。この間、インプットも並行してやっているので、だんだん問題が読みやすくなっていくと思います!このステップは長く、飽きてしまいそうですが、踏ん張ってください!ここを乗り越えると、漢文が格段に読みやすくなります。

4.問題演習で力をつけよう!

 武器を手に入れた皆さん、その武器を本番で使いこなせるように、問題演習を通じて練習します!

まずは、2015-2019年のセンター5年分をもう一度解いてみましょう!解きやすくなっているはずです。これらの正答率が80%、最低でも70%を超えていればOKです。超えていない場合は、アウトプットのステップをやり直しましょう。
次に、2020年ー最新年のセンター、共通テストに取り組んでみましょう!きっと、解けます!正答率70%を目指しましょう!

5.本番まで実力を維持しよう!

 ここまでお疲れさまでした。ここからは、つけた力を本番まで維持する方法を教えますね!

まず、インプットは変わらず続けてください。やらないと本当に忘れます(私の実体験)。
そして、問題演習を週に1題のペースでやりましょう。やる問題は、2020-最新のセンター、共通テストの2周目をオススメします。それが終わったら、市販の共通テストの予想問題集やその週の模試問題などをやるといいでしょう。

6.さいごに

 ここまで読んでくれて、ありがとう!
みんながこのやり方でメキメキと漢文の力をつけて、本番で望むような点数がとれることを願っています。そして、第一志望校に合格できるよう応援しています!

もっと具体的なやり方(音読のやり方、演習の取り組み方など)は【完全版】で公開中です。もし良かったら、そちらも読んでみてください。きっと、みなさんの力になります!


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