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【詩歌の栞】 2/2 こどもたちにしてあげられること。『おんなのことば』茨木のり子

 子供たちには
 ありったけの物語を話してきかせよう
 やがてどんな運命でも
 ドッジボールのように受け止められるように

茨木のり子 「おんなのことば」より

 「詩歌探偵フラヌール」を読んでから思い立って本棚を眺めまわしたところ、硬軟取り混ぜて様々な詩集がありました。
 アンソロジーもありますし、個人のものもあります。
 私が詩、といった場合、大雑把に韻文を意味しているので、短歌や俳句も入っています。
 
 さらに、「私の部屋のポプリ」を読んで、気に入った詩などをまとめておくのもよいな、と思ったところです。
 自分が置かれた環境、出会った事柄、感情などその時々で心に残ることは様々です。
 栞をはさむように、その時に心が震えた詩を書き留めておくことにしました。

 昨日、上野千鶴子氏の著作を読んだので、茨木のり子氏の詩集を手に取ってパラパラと。
 上野氏とはまた別の角度から女性の生き方を考えさせられることが多いのです。
 
 VUCAの時代、などとかっこよく言われていますが、要するにこの世界、何があっても驚くな、ということ。
だから、子供たち、いっしょに本を読もうね。
お母さん、それだけはしてあげられるよ。