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【読書日記】2/19 坊やよいこだ ねんねしな。「すやすやタヌキがねていたら/内田麟太郎」

すやすやタヌキがねていたら (えほんのもり)
内田 麟太郎 (文),渡辺 有一 (絵) 文研出版

今日はお休み。本棚の整理。
子どもたちが幼いころに読んでいた絵本、必要としてくださっているところにお譲りすることになりました。
思い出のたくさん詰まっているもの、読んで欲しかったのに食いつきが悪かったもの、などなど一冊一冊整理しながら手がとまってばかりでしたが、無事に次の手に渡す段取りができました。楽しんで読んでもらえれば本も私も嬉しいです。

手元に残したのは、状態が悪いもの(人様にはお渡しできないし、こどもたちが気に入って何度も読んだものなので、手放しきれない)、や私自身のお気に入りのものですが、その中の一冊が本書。

すやすやタヌキが寝ていたら
すやすやブタもねむるでしょう

「すやすやタヌキが寝ていたら」より 内田麟太郎

タヌキが寝ていると、いつの間にか、他のものたちも眠りだす。
キャベツ畑で、川辺で、木陰で、草原で、大海原で・・・

みんなつられて
ねむるでしょう
たのしい ゆめみて
ねむるでしょう

すやすやタヌキがねていたら より 内田麟太郎

このタヌキちゃんの寝相が、まさに「こども」。そうそう、幼子ってこういうポーズで寝るのよね、と懐かしさ愛おしさがこみ上げてきます。
とはいえ、現役で寝かしつけしていたころは、こどもの寝ぐずと夜泣きがひどすぎて、ぼろぼろと泣いていたわけですが。思い出は みな うつくし。

本の整理をしながら、子どもたちが好む本が私の好みとは違う、ということに気が付いた時、ああ、本当に子供は親とは別人格なんだなあ、としみじみ納得したことも思い出しました。
これから、ますます私とは違う読書人生を歩むのでしょうが、そのうち、お勧め本などもおしえてくれるようになるかな、とそれはそれで楽しみにしています。

さて、休日の夜が更けていきます。おやすみなさい。良い夢を。