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【雑記】12/7 クリスマスツリーではないけれど聖樹ではある。

公私ともどもざわついていて、おちついて本の読めないこのところ。

半年ぶりにお気に入りの楠の大木のある神社に立ち寄りました。
午前中の訪問先から午後の予定への移動中の昼休憩の時間に立ち寄ったのでお昼を食べそこなったのですが、それでもご神木の醸し出す空気を吸いたかったのです。

樹齢1500年 樹高30m 神々しいお姿

この地は南国で山は概ね常緑なのですが、ここまで年経る巨木となるとその生命力の尊さは格別です
クリスマスツリーも、厳しい冬の中で葉を失わないモミの木などの常緑樹の生命力を神聖視したものが起源とききます。
自宅にクリスマスツリーを飾る習慣はありませんが、そのかわりに大きな大きなご神木の常緑の力にあやかりたいと思ってしばらくぼんやりと眺めておりました。

12月となり日が短くなり、朝晩はさすがに冷え込みますが、昼間はコートがいらないくらいにぽかぽか陽気。
冬の天に届けとばかりに伸びた枝、ひんやりとした風にさわさわと唄う葉擦れの音を聴いて少し元気が出ました。

そして、神社の境内には、この時期に道端でよくみかける石蕗(つわぶき)も咲いていました。黄色い慎ましやかな花に名前の由来となったつやつやと輝く葉っぱの緑色。
昔は地味な花だと思ってあまり気にもとめませんでしたが、今はその可憐さに魅せられています。
花言葉として「謙遜」「先を見通す力」「困難に負けない」などがあるそうです。
道理で、何かと困難な課題を抱えて、先も見えず自分の中から湧き出す暗い気持ちに押しつぶされそうになる昨今よく目につくはずです。
私を励ましてくれているのかな、と都合よく解釈して神社を後にしました。

可憐な石蕗と武骨な大木

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