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私の100冊

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プロフィールとして「私をつくってきた100冊」をまとめました。主に子供時代、学生時代に読んでいたものが多いです。思い出話も含めて語っていきたいと思います。既にその本にふれている記…
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#読書記録

【読書日記】1/6 武家社会の弱点。『武士の家計簿/磯田道史』

武士の家計簿「加賀藩御算用者」の幕末維新  著者 磯田道史 新潮新書 「大名倒産 /浅田…

【読書日記】1/9 松井さんと再会。「ゆめでもいい/あまんきみこ」

車のいろは空のいろ 新装版 4 ゆめでもいい あまん きみこ (著)黒井 健 (イラスト) ポ…

【読書日記】1/11 お正月の行事出来た?「絶滅寸前季語辞典/夏井いつき」

絶滅寸前季語辞典   絶滅危急季語辞典 夏井 いつき (著) ちくま文庫  昨日、「最高峰」…

【読書日記】1/15 今日はお休み、フラヌールしよう。「詩歌探偵フラヌール/高原…

詩歌探偵フラヌール 高原 英理 (著)河出書房新社 「フラヌールしよう」 フラヌール、は「遊…

【読書日記】1/21 心のへこみの修復法。「雑草はなぜそこに生えているのか/稲垣…

雑草はなぜそこに生えているのか 弱さからの戦略 稲垣栄洋 著 ちくまプリマ―新書  今日は…

【読書日記】1/31 本年は私の年、とつぶやいてみる。『私の部屋のポプリ/熊井明…

私の部屋のポプリ 続・私の部屋のポプリ 続々・私の部屋のポプリ  熊井明子 著 河出書房新…

【読書日記】 2/23 雅な都のお猫様。「千年の黙/森谷明子」

千年の黙 異本源氏物語  森谷明子 著  東京創元社 今日は天皇誕生日なので、宮中を舞台とした猫本を。 第一部「上にさぶらふ御猫」  中宮定子が出産のための宿下がりに連れて出た猫(命婦)が姿を消した。  猫を可愛がっていた一条帝を慮って捜索が続くうち、左大臣道長邸から入内間近の彰子の猫もいなくなったという。  道長の派閥に属する藤原宣孝も猫の探索に奔走するものの困り果てて、聡明な妻に相談する。  妻の名は香子。教養の高さは折り紙付きで今は、物語などを書いていて、道長から彰

【読書日記】3/29 花と人と命の輝き。「花競べ /朝井 まかて」 花競べ 向嶋な…

花競べ 向嶋なずな屋繁盛記 朝井 まかて (著) 講談社文庫 春ですね。 桜が満開です。こん…

【読書日記】3/31 かこさとしさん。「未来のだるまちゃんへ/かこさとし」

未来のだるまちゃんへ かこさとし 著 文藝春秋 Googleを開いて、今日は「かこさとしさん生…

【読書日記】4/3 進級おめでとう。「たんぽぽの日々/俵万智」

たんぽぽの日々 俵万智の子育て歌集 俵万智 著 市橋織江 写真 まさに、今、葉桜となりつ…

【読書日記】5/13 よく考える。「かんがえる子ども/安野光雅」

かんがえる子ども 著 安野光雅 福音館書店 「今日は午後から雨です。傘を持って出かけまし…

【読書日記】5/30 ながーいおつきあいなのです。「あさりちゃん リベンジ」

あさりちゃんリベンジ(102巻)  室山まゆみ 小学館 「なんと なんと 令和の時代に、あさ…

【読書日記】6/5 アッピア街道はただひとつの窪みへと向かって。「最果てアーケー…

最果てアーケード 小川洋子 著 講談社文庫 読書日記を書き始めて、自分の読書履歴を振り返…

【読書日記】6/10 私の好きな古典。平安少女も色々。「堤中納言物語」

日本の古典の中で源氏物語は殿堂入りなので除きますが、私の中で一位、二位を争うのが「堤中納言物語」。 作者不詳・編者不詳・成立年代不詳の平安後期の貴族社会を舞台としたの10編の短編と一編の断章。 これらの短編を貫くテーマがあるのかどうかも諸説ある。 そんな分からないことだらけの短編物語集ですが、それぞれが味わい深くて趣向をこらしている。余白が多くて物語の行く末を読者に大胆にゆだねてしまうところが共通項で、もしかしたら私はそこに惹かれているのかもしれません。 虫めづる姫君 こ