【読書日記】6/10 私の好きな古典。平安少女も色々。「堤中納言物語」
日本の古典の中で源氏物語は殿堂入りなので除きますが、私の中で一位、二位を争うのが「堤中納言物語」。
作者不詳・編者不詳・成立年代不詳の平安後期の貴族社会を舞台としたの10編の短編と一編の断章。
これらの短編を貫くテーマがあるのかどうかも諸説ある。
そんな分からないことだらけの短編物語集ですが、それぞれが味わい深くて趣向をこらしている。余白が多くて物語の行く末を読者に大胆にゆだねてしまうところが共通項で、もしかしたら私はそこに惹かれているのかもしれません。
虫めづる姫君
こ