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夏休みの宿題で考える順算と逆算【ユタカジン】

かめりんです。
夏がもうすぐそこまで来ているような暑さを感じる日が多くなってきました。

夏が近づいてきたということで、今回は懐かしい夏休みの宿題のお話をしようと思います。
この記事の最後には大事なお知らせがあるので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

さて、早速とある2人の小学生の夏休みの宿題にまつわる物語を読んでみてください。
もちろんこれはあくまで作り話であり、2人とも架空の人物です(ChatGPTに書いてもらいました)。

まずは1人目。太郎くんのお話。

夏休みの宿題 ~太郎くんの場合~

夏休みが始まると同時に、太郎は学校から配られた宿題の量を見てため息をついた。しかし、彼は決心した。夏休みの最初にすべての宿題を終わらせて、残りの日々を遊びに使うのだ。

太郎は計画表を広げ、宿題の量を日割りで細かく分けて書き込んだ。毎日2時間ずつ取り組めば、10日で全て終わる完璧な計画を立てた。その計画を見ながら、太郎は満足げにうなずいた。

しかし、最初の日、朝から友達とプールに行く約束があった。
彼は「今日は特別な日だから、明日から本気を出そう」と思い、そのまま遊びに出かけた。翌日も友達と映画を見に行く約束があったので、「明日から始めればまだ大丈夫だ」と再び計画を先延ばしにした。

その後も太郎は毎日のように「まだ時間があるから」と宿題を後回しにし、遊びやテレビ、ゲームに夢中になっていた。計画表を見ながら、「明日から本気を出せばいい」と何度も自分に言い聞かせていた。

しかし、夏休みも後半に差し掛かると、太郎はふと気づいた。
「もう夏休みが終わりに近づいているじゃないか!」慌てて計画表を見直すと、まだほとんどの宿題が手つかずのままだった。心臓がバクバクと鳴り始め、焦りがこみ上げてきた。
「どうしよう、このままじゃ間に合わない!」

太郎は一気に宿題を片付けるために、朝から晩まで机に向かうことにした。しかし、計画を守らずに過ごした日々のツケは重かった。宿題の量は山のように残っており、太郎は疲れ果てた。

最終日、太郎は朝早くから夜遅くまで宿題に取り組んだ。目の前に広がる問題集と向き合いながら、頭をフル回転させて次々と問題を解いていった。昼ご飯も夕飯もそっちのけで、必死にペンを走らせた。

そして深夜、ようやく全ての宿題を終わらせた時、太郎はぐったりと椅子にもたれかかった。
「なんとか間に合ったけど、こんなに大変だとは思わなかった…」
彼は達成感というよりも、疲労感と安堵感に包まれていた。

翌日、太郎は目をこすりながら学校へ向かった。友達の海斗に会うと、彼は元気いっぱいに話しかけてきた。
「太郎、宿題どうだった?ちゃんと終わった?」
太郎は苦笑いしながら答えた。
「うん、なんとかね。でも次の夏休みはもっと計画通りに進めるようにするよ。」

こうして、逆算思考で計画を立てたものの先延ばしにしてしまった太郎は、夏休み最終日にやっつけ仕事で宿題を終わらせるという大変な経験をしたのだった。
それでも、彼は一つの教訓を得た。「計画を立てるだけではなく、実行することが大切だ」と。

意外と身近な「夏休みの宿題」問題

さて、いかがだったでしょうか。夏休みの宿題のあるある話だったではないでしょうか?

早いうちに宿題を全部片付けて残りの時間を気持ちよく遊びまくろう、って思っちゃうんですよね。でも結局すぐに遊びの誘惑に負けて計画通りにはいかない。。

誰もが通る道だと思います。もちろん僕もそうでした。
夏休みのとも(響きが懐かしい)はサクサクと進みすぐ終わるものの、苦手な読書感想画や自由研究はギリギリまで手をつけられず、夏休みの終盤に焦りとともに嫌々やっつけ仕事で終わらせていました。親に手伝ってもらったことも数知れません。笑

しかし、この太郎くんの例は、小学生だけでなく意外と私たちの身近な問題だったりしないでしょうか?
太郎くんの特徴を抽出してみると以下のようになると思います。

  • 完璧な計画を立てて満足する

  • 「まだ時間は全然ある」と安心する

  • 計画外のことが起こったり計画にないことをしたりして時間が経つ

  • 気がついたら思いの外締切が迫っている

  • やっとのことで手をつけると、思いの外やる必要のあることが多くて焦る

  • なんとか期限ギリギリで夜更かししてやっつけ仕事で終わらせる

  • 燃え尽きて翌日以降はしばらく何も手をつけられない

このように書くと、小学生だけでなく多くの人にとっての「あるある」だと思います。
物事が回っているならまだマシかもしれませんが、これを繰り返しているとどんどん疲弊していくし、自信を失っていくし、自分は能力がないと自責していってしまうんですよね。

さて、次は2人目。太郎くんとは対照的な海斗くんの物語です。

夏休みの宿題 ~海斗くんの場合~

太陽が照りつける夏の日、海斗は学校から配られた宿題の束を手にして家に帰ってきた。
「今年こそ計画を立てて、余裕をもって終わらせるぞ!」
そう意気込んでみたものの、その日の夕方には友達からサッカーの誘いがあり、早速計画はお蔵入りとなった。

翌日から海斗は毎日少しずつ宿題を進めることにした。とはいえ、朝起きるとまず友達と近所の公園でサッカーをしたり、川で泳いだり、虫取りに行ったりと遊びに夢中になる。昼ご飯を食べて一息ついた頃、ようやく宿題を広げる。
「まぁ、今日は算数のページを2つやればいいかな。」
そんな調子で、海斗は一日あたりの宿題の量を大まかに決めて進めていた。逆算したり、細かい計画を立てたりはしない。宿題が終わったらすぐに遊びに行く約束もあるので、集中してやるべきことを片付けるのだ。

ある日、友達の太郎が尋ねてきた。
「海斗、宿題どうしてる?俺は全然進んでなくてさ。」
太郎の言葉に、海斗は自信満々に答えた。
「少しずつだけど、毎日やってるから大丈夫だよ。でも、計画は立ててないんだ。」
太郎は感心しつつも心配そうに聞いた。
「それで本当に間に合うのか?」
海斗は笑って答えた。
「遊びながらでも、やればちゃんと進むんだよ。」

夏休みも後半に差し掛かり、海斗はまだまだ遊び続けていた。だが、彼の宿題は確実に進んでいた。毎日少しずつ進めることを習慣にしていたため、大きな遅れもなく、焦ることもなかった。

そして夏休みの最後の日、海斗はふと気がついた。「今日で全部終わりじゃないか!」そう思って最後のページを開き、宿題を終わらせた瞬間、母親が部屋に入ってきた。
「海斗、宿題は終わったの?」
海斗は満面の笑みで答えた。
「うん、今ちょうど終わったところ!」
母親は海斗を抱きしめ、「よく頑張ったね。」と褒めてくれた。海斗はそのまま友達と約束していた最後の夏の日を楽しむために外へ飛び出していった。

逆算や計画を立てずとも、毎日少しずつ進めることで宿題を終わらせた海斗は、達成感とともに、楽しい夏休みを満喫したのだった。


いかがだったでしょうか。やるべき宿題もやりたい遊びも両方やって、まさに理想の夏休みという感じがしますね。

「少しずつだけど、毎日やってるから大丈夫だよ。でも、計画は立ててないんだ。」
「遊びながらでも、やればちゃんと進むんだよ。」
気軽に始めてちょっとずつでも手をつけていればきちんと物事が進む。小学生とは思えないような素晴らしい気づきを得ています。

ただ、あくまでこれは物語の中のお話。海斗くんのようになりたいけど、現実はこううまくは進まないよ、と思うかもしれません。

果たして、本当にそうでしょうか。

僕は、小学生の夏休みの宿題だけじゃなく、物語の中の話だけにとどまらない、海斗くんのように軽やかに物事を進める方法があると思っています。
そして、その方法について思う存分みんなで楽しく話す機会を作ることにしました。

「終わらせる」より「はじめる」にフォーカスする ユタカな時間術

ということで、2024年7月6日(土)16時から、ユタカジン初のオンラインイベント「ユタカジンLIVE」を開催することが決まりました(ぱちぱち)!

テーマは
「終わらせる」より「はじめる」にフォーカスする ユタカな時間術
です。まさに、海斗くんのようになるヒントが欲しいあなたにぴったりなイベントではないでしょうか。

詳細はこちらをご覧ください。

このイベントの前半はメイントークセッションです。3人の登壇者がテーマに沿った15分ほどのプレゼンを披露します。
プレゼンターは、タスクシュート認定トレーナー仲間のありひとさん、Kyo-koさんです。

そして、僕ももう1人のプレゼンターの1人として登壇することになりました。
僕のトークテーマは、
「超逆算人間」だった自分が順算思考を手にして得た豊かさ
です。
海斗くんのように、目の前のことを少しずつこなして積み重ねた先に自然と成果が実る、というような考え方を「順算思考」と言います。太郎くんの「逆算思考」の逆ですね。

昔は僕は太郎くんのようなタイプでしたが、最近は海斗くんのようなスタイルで生活しています。そして今の方が断然気楽で、「1つ1つ成果が身についている」感覚があります。

そんな考え方の切り替えについて、リアルな過去の体験を生々しくお話ししながら、来てくださるあなたにお届けします。

また、このイベントはただのセミナーではありません。LIVEと銘打っているのがポイントです。

イベントの後半には、前半のトークセッションで感じたことや日頃の悩みなどを参加者たちの間で気軽にシェアしていただく時間があります。
普段仕事をしていて、仕事の内容について話す機会はたくさんあれど、「どう仕事を進めていけばいいか?」ということについて話し合う機会ってあまりないですよね。

きっとこの参加者ディスカッションの時間は

  • 「普段こういうことで困ってて…」と話して気が楽になったり

  • 「こういう悩みを抱えているのは自分だけじゃないんだ!」と安心してもらったり

  • 「そっか、明日からこういう風にすればいいんだ!」と気づきを得られる時間になったり

するとても楽しい濃密な時間になるだろうな、と今からワクワクしています。

そしてそして、イベント前日の7月5日の夜には「ユタカジンLIVE前夜祭」も開く予定です。
ユタカジンLIVE主催のメンバーやユタカジン執筆者で集まって、ユタカジンLIVEの裏話や日々の記事執筆についてのお話をしながら、イベントを楽しく迎えようという時間になるはずです。

また、普段ユタカジンを読んでくださっているあなたからの質問にも答えながらトークを展開していこうと思っているので、ユタカジンのこと、ユタカジンLIVEのこと、タスクシュートのこと、なんでも気軽に質問をお寄せください。
質問やコメントは以下のリンクから匿名でお寄せいただけます。たくさんのメッセージお待ちしています!

今まさに企画者みんなでユタカジンLIVEの企画を進めていっていますが、打ち合わせがとにかく楽しい!
絶対いいイベントになると思っていますので、少しでも気になったら思い切って申し込みしてみてください。
改めて、テーマは「終わらせる」より「はじめる」にフォーカスする ユタカな時間術です。
今がきっと「はじめる」絶好のチャンスですよ。

もしもしかめよ かめりんでした。


本記事はタスクシュート協会メンバーが運営する「ユタカジン」への寄稿記事です。
ユタカジンとは「自分らしい時間的豊かさを追求する」をテーマとして、時間や習慣、タスクシュートなどなどにまつわるお話が連載されていくマガジンです。
自分なりの豊かな時間の使い方に関するヒントがたくさん詰まっています。
今後もたくさん更新されていくので「ユタカジン」をフォローして日々の楽しみにしてくれると嬉しいです。

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