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第16夜 休めってか??

とにかく、時間とお金が激しい不妊治療についてですが、体外受精をするときの女性はストレスとの戦いとしか言いようがないのです。

そして、残念ながら男性である僕らはそれを代わってあげることもできないし、助けてあげることもできません。

できる事と言えば、旦那がストレスの原因にならないようにすることです。

さて、僕には体外受精しか方法はないという事と、とてつもない金額がかかるという事がわかりました。

僕は、持ち前のなんとかなるさ精神でお金はあまり持っていなかったが治療をすることにした。

【体外受精と顕微授精】

まず、体外受精と言うのは文字通り「体の外で受精」させる事です。

これ豆知識ですが、自然に受精することを「受精」と書いて、人工的に受精させること「授精」と書きます。

体外受精は「体の外で精子と卵子を(自然に)受精させる」事を指します。

これの更に上は「顕微授精」といって、顕微鏡を用いて卵子と精子を人工的に受精させます。

だから「体外精」と「顕微精」という表現をします。
知ってたかな??

で、僕らはまずは体外受精を選択しました。
と、いうか不妊治療はステップアップ方式なので、これでだめなら顕微授精にステップアップという事になります。

※結論言うと僕は「顕微授精」までいきましたよ。

【採卵という作業】

体外受精をやるには次のステップがあります。

1.女性の採卵日を決める
2.採卵日までのスケジュールを決める
3.女性の体を整える
4.採卵日を迎える
5.採卵日に男性が精子を提供する

と、なります。

はい。
男性は5だけです。

まぁ、最低2か月はかかりますよね。

採卵日は「排卵日」なので、病院で次の生理周期でやりましょうとなります。
なので、おおよそ次の生理が来たら準備開始で、その次の生理周期の排卵日を狙って実施するのです。

さて、ここで問題があります。
超重要な問題です。

その日に絶対会社を休まなきゃいけないのです。

【そんな都合よく休める?】

不妊治療をする人のほとんどは共働きです。

なぜなら、働かなきゃ治療費払えないからね!!

とてもじゃないけど僕一人の給料じゃ払いきれないよ!
(たまに「親が全額出してくれてる人」もいるけどね)

でね、二か月後のこの日に休みますって申請ならいける気がするじゃないですか??
でもね、二か月後のだいたいこの辺で休みます。

は通用しないよね??

でも、生理周期なんて1日単位ではコントロールできないじゃないですか?(僕は男だから知らんけど)

普段から通院もあるから、やっぱり普段から休みや遅刻早退をせざるを得ません。

そんな中で「この辺りは絶対休みますから!」と言うと、どうなりますか??

「うん頑張ってね!!」なんて言う人なんていません。

「ずいぶん休むなぁ。その分他の人が穴埋めしてるんだけど。」と思っているに違いないです。

しかもそんなに休んだりしなきゃいけない事の理解なんてあるわけないから「え?そんなに休むの」「それ今じゃなきゃだめなの?」「ってか、仕事辞めてからやれば」と思われている中で働かなきゃいけません。

地獄的ですよね。

で、医者からはこう言われます。

「なるべくストレスの無いように生活してください」

ムーリーー!!

妖怪ウォッチの無理壁じゃなくても「ムーリー」って言っちゃう。

↑なんでも「ムーリー」って答えるようになっちゃう妖怪

無理目の無理です。

ちなみに嫁ぴょんは当時保育士をしていて担任を持っていました。

そこで他の先生に「そんなに休んで、担任の自覚あるの?」と結構きつめにハッキリ言われたそうです。

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