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今また九頭竜川にサクラマスを釣りに行く

第0章 今また九頭竜川にサクラマスを釣りに行く


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★この‘note’を書くにあたって

1993年から、解禁期間には、取り憑かれたように通い続けてます。

2018年は、しっかりとドップリと九頭竜川に浸かることができ幸運にも2本のサクラマスをキャッチすることができました【カリスマ@アフロ】です。

現場でお会いした方や・・・インスタグラムなどSNSで繋がっててご存知の方もあるかもしれません。

僕の書く‘note’

◎ 初めて九頭竜川サクラマスに挑戦されるアングラー

◎ 遠方からスポットで九頭竜川に訪れるアングラー

◎ なかなかヒットに恵まれないアングラー

の方の参考になればと、たとたどしい文章ではありますが


僕の25年間かけた究極のリアル情報

をお伝えしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

1993年からコツコツと積み重ねた究極なリアル情報です。

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★通算30本釣っても、とにかくサクラマスだけは特別な魚

1993年から九頭竜川で通算30本のサクラマスをキャッチしましたが、今だにヒットした瞬間を思うだけで胸が高鳴り緊張感が走ります。

多くのアングラーたちがサクラマスのことを「彼女」と形容するように、サクラマスを釣り上げるまでのプロセスは女性との恋愛を成実させるまでのプロセスとそれと似てます。

まず家にいて九頭竜川に立つ段取りを考えてる時には「ワクワク」します。ましてや、ヒットした瞬間を想像しただけで緊張感が走り「ドっキドキっ」とします!実に妄想は楽しい!実際に九頭竜川に立つと「思った場所にはだれかが先に入ってる・・・」「タックルにトラブル・・・」「暑いっ」とか「寒い!」とか、いろんな事情でツラいことのほうが多いですね。

何日目?何千回何万回のキャストの末・・・「きっ来たっ!!」水面をサクラマスが翻えるヒットの瞬間が脳天を突き抜ける快感でクライマックスです。恋愛の中でも、どの瞬間かは個人の感覚の違いはあるとと思いますが・・・。

ファイト中は

「それ以上走らないでぇ・・・」

「グルグル回るのやめてぇ・・・」

聞こえる音は、ラインの鳴る音だけで、ほぼ世間から遮断され息だけ荒くなって快感どころか引き (快感)を楽しむ余裕などみじんもなく、ただネットに入れたい・・・早く入ってくれ・・・それだけです。真っ最中でも「彼女」の機嫌ばかり、うかがっているわけです。しかし、それがそれがネットに入った瞬間にはすでに「罪悪感」さえ感じてしまうのです。そんな魚がサクラマスです。


★僕が普通のアングラーだからこそ伝えれる九頭竜川サクラマス

僕は福井県在住でもありません。九頭竜川のサクラマスにすべてを賭けて福井県に住み着くこともありません。釣り具メーカーとの接点も全くありません。

家族も仕事もあり・・・普通のアングラーです。でも普通だからこそ、みなさんの一本のサクラマスを手にした時の喜びが人一倍わかります。釣れない日々が続いた時の苦労(それも楽しみ)はもちろん、私生活のいろいろで釣りに行けない苦悩も痛いほど知ってます。そんな・・・ちょっと行き過ぎた普通のアングラーが書くこの‘note’がみなさんのヒントに・・・そして共感していただけたら幸いです。とても嬉しいことでこれからの僕の九頭竜川サクラマス釣行の励みになります。【カリスマ@アフロ】

目次

第1章 九頭竜川サクラマス創成期から発展期
第2章 発展期の九頭竜川サクラマス
第3章 ちょっとだけ九頭竜川サクラマスを休止する事態
第4章 九頭竜川に帰る日のこと
第5章 九頭竜川サクラマスのテクニカル‘note’は2018年シーズンの1本目を例に
第6章 九頭竜川サクラマスのテクニカル‘note’は2018年シーズンの2本目を例に
第7章 スプーンのドリフト釣法…九頭竜川サクラマスのテクニカル‘note’
第8章 2018年シーズン僕とひでさんのキャッチした4本のサクラマスを例に
第9章 高屋橋周辺なら排水溝前が良い理由
第10章 ディープダイビングミノーの根がかりを少なくする方法
第11章 サクラマスの生態
第12章 ジンクス
第13章 それでも数多くのサクラマスが変わらずに遡上する素晴らしい九頭竜川

・九頭竜川サクラマスとの出会い

★当たり前にランカーサイズが連発してたシーバスゲームの頃

当時20才半ばで若かった僕たちは熊野川河口のシーバスゲームの開拓に夢中でした。重心移動のルアーたちの登場で今で言う、ランカーサイズが当たり前に連発するようになってました。11フィートのロッドにナイロンライン16lb直結に140ミリのミノーという原始的タックルでした。

そんな絶好調になり始めた頃の極寒の冬の終わりに、幼なじみで親友で釣り友のひっさんが「福井県の九頭竜川でサクラマスが解禁されてるらしい…」そう言って、シーバスゲームのシーズン終了を待たずに、九頭竜川サクラマス開拓にひっさんは出動しました。それは1992年のことでした・・・。

僕はまだまだシーバスに夢中で「ふ~ん・・・サクラマス?」って、当時 「外国製品のコピーっぽかったダイワのルアーのパッケージに対象魚として書いてあった魚なっ」 ていう、程度の認識でした。


★初めて見るサクラマス

まるで新巻きサケのような大きさ!」と、ひっさんが初めて九頭竜川で目撃したサクラマスを、これ以上ない驚きでそう表現し「ヤマメとは思えない!」って、ただでさえデカい目をギラギラさせて興奮して話てくれたのを思い出します。その、ひっさんのサクラマスの情報の話から僕たちのサクラマス列伝、物語の舞台が始まるのです。僕の人生の四半世紀も一つのサクラマスに魅了されるとは、いやまだまだこれからも魅了され続けるのでしょう。それぐらい魅力的な魚なのです。

ちなみに、ひっさんが目撃したサクラマスを釣った先駆者アングラーのタックルはシーバスロッドにスプーン、ランディングはギャフだったそうです。そしてひっさんは1992年の挑戦した当年に釣ってきましたよ。それを見て僕が「鼻血ブー」となったのは想像つきますね。同年、僕は長良川河口堰問題で知ったサツキマスを初挑戦でキャッチしたこともあり、サクラマスを釣りたい憧れに拍車をかけました。



★根っからの「鱒族」で「アブラ鰭フェチ」

そう、ひっさんは中学生の頃から電車を乗り継いでアマゴを釣りに行く・・・そして自動車免許を取ってからは毎週のように源流域にイワナやアマゴを釣り歩いた、根っからの「鱒族」で「アブラ鰭フェチ」だったのです。片道3時間歩くなんて苦にもしませんでした。Googleマップも携帯電話もない頃、山岳地形図を片手にそこらじゅうの源流を探し当てました。そりゃサクラマスを見たら、知ったら「鼻血ブー」になるのは当たり前のことでした。

あまりにもシーバス開拓に夢中で忘れることころでした。


このnoteへの想い…


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