部下と信頼関係があると勘違いしている上司の対処法
「おまえだから言うけど…」
「他の社員には言わないでほしんだけど…」
そんな語り口調で、
上司の秘密を告げられる迷惑な経験をしたことはありませんか?
この社員とは仲がいいんだ、
この社員は口を割らない、
そのように勘違いしている上司の方が多いようです。
上司の愚痴を聞いても、
上司の自慢を聞いても、
全く面白くないですよね。
■case1(この状況下で…)
2020年4月
世間は未知のウィルスとの戦いで、
自粛の生活を強いられていたときの、
役職者(S)と一般社員(A)の会話です。
S「週末の休みはどこか行っていたの?」
A「この状況でどこにも行かないですよ!」
S「誰にも言うなよ。俺、京都に行ってきたんだよね。」
A「京都ですか…?」
S「人が少ないからホテルも安く泊まれるからいいよ。」
その話を部下に聞かせる目的は何なのでしょうか?
「外出を控えて過ごすように!」
その役職者は朝礼で偉そうに話しているそうです。
あなたに言われたくない…
社員の心の声です。
■case2(人として…)
入社3年目の女性社員が妊娠したことを役職者に報告しました。
その場では「おめでとう!」と言ったのですが、
その後のランチで交わされた、
役職者(N)と一般社員(K)の会話です。
N「○○(女性社員)が妊娠したらしいよ。」
K「良かったですね!」
N「おまえだから言うけど、女子はこれがあるから信用ができないよね。」
K「んー」
N「おまえもそう思うだろ?」
K「んー、考え方は人それぞれですものね…」
人として本当に最低な上司です。
同じ部署にいるからといって、
考え方を強要することもいいことではありません。
とても腹が立つ話ですよね。
しかし、実際にはそのような管理職が存在していることも事実です。
中小企業で人員が常に不足しているような企業に多い気がします。
「人を大切にする会社」
あなたの会社で掲げられていませんでしょうか?
すてきな言葉ですが、建前だけになってしまうのは本当に残念です。
■信頼関係があると勘違いされている上司に対する対処法
被害にあわないためにも、
最低限の仕事の話をこえて関わらないことがいちばんです。
しかし、そうかんたんにはいきませんよね…
対処法①同僚や後輩と過ごす時間を増やす
あなたは社内で気軽に話をできる同僚や後輩はいますか?
社内で仲間から浮いているように映っていませんか?
同僚や後輩と同じ時間を過ごす時間が多ければ多いほど、
上司から捕まる、無駄な時間は少なくなります。
仲間が多い人は自分がした内緒の話を拡散されてしまうかもしれない…
上司も人間なのでそのような意識が働く可能性は高いです。
対処法②自分は口が軽いと伝える
「自分は口が軽いです!」
そう伝えるのではありません。
「ここだけの話ですが…〇〇さんが△△ですよ!」
これを数回ほど繰り返してみてください。
もちろん、本当の秘密ではなく周知の事実を用いてです。
上司も人間です。
「こんなに口が軽いということは、
自分が話をしたことも、このように扱われているかもしれない…」
そう思ってもらえれば、上司の内緒話との距離は離れるかもしれません。
■上司との人間関係で悩んでいる方へ
悩んでいたら相談しなさい!
相談・相談ってしつこい!と感じたことはありませんか?
相談することは良いことだと分かっていても、
相談することはとても勇気がいることですよね。
相談してもその話が拡散されるかもしれない…
ネタにして笑われてしまうかもしれない…
本当に悩んでいるときは相談なんてできるものではありません。
でも、解決ができない悩みは存在しないと思います。
社内の仲間でも家族でも、また別の手段でも、
まずはあなたが相談できる場所を探してみましょう!
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