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うまく伝えられない正直者の最低上司の対処法

「パワハラを告発したら返り討ちにあった…」

そんな経験をしたことがありますか?
なにかを「告発」することはとても勇気がいることです。

証拠はあるのか? 事実なのか? 
誰がみたんだ? 誰から聞いたんだ?

ややこしい問題にかかわりたくないので、
対応せずに済む方向をえらびたがる、
ダメな上司は多いのではないでしょうか?

難問のときの対応力=上司力
そう言っても過言ではない気がします。

■上司が行っているパワハラの相談

40代管理職(I)が50代社員(M)にとても厳しく指導をしていました。
50代社員の業務効率は高いとは言えないのですが、
「クソじじい!」「辞めちまえ!」「給料泥棒!」
ミスをしたときは激しく罵声を浴びせられていました。

50代社員は通院し”うつ病”と診断され薬を服用するようになりました。
今までは50代社員(M)の相談にのっていた同僚(A)が、
勇気をだして管理職(I)に相談しました。

「Mさんがうつ病と診断されて薬を服用していること」
「Mさんに対しての物言いを柔らかくしてほしい」

管理職(I)は素直に応じ、
翌日、本人に謝罪すると同僚(A)に約束してくれたそうです。

■40代管理職(I)と50代社員(M)の面談結果

約束通り、相談の翌日に面談は実施されました。

面談後、50代社員(M)は、すぐにに同僚(A)の席に向いました。
M「なんで言ったの?Aに言った俺がバカだったわ。」
A「どういうこと?」
M「おかげさまで、散々やられました。もう二度と口はききません。」
MはAの席から去っていきました。

面談では、「昨日、Aから聞いたんだけどさ…」という言葉を切り口に、
・自分のことを周囲に告げ口をしたこと
・仕事の効率が悪いことを病気のせいにしていること などを、
さんざん怒鳴られ続けたそうです。

■40代管理職(I)への同僚(A)からの質問

納得がいかないのは同僚(A)です。
管理職(I)に話を聞きに行きました。

「俺の文句を言っていることにムカついたから。」
「誰から聞いたか言わないと分からないから、Aから聞いたって言った」
「二度と告げ口をするなと詰めたからもう話し聞かなくて済むと思うよ」
「もしまた何か言ってきたら教えて。また呼び出すから。」

本当に頭の悪い最低な管理職(I)です。
すぐにカッとなり、感情的に物を言う人は管理職には向きませんよね。

■そんなイヤ上司の対処法

そのような最低な上司の対処法はありません。
そのような最低な上司は、
自分の上司にはへこへこと頭をさげて言うことを聞くイエスマンで、
自分の部下のいうことには絶対に頭を縦に振らない傾向はありませんか?
そんな人になにかを期待すること自体が間違えているかもしれません。

■そんなイヤな上司に困っている方へ

最低な上司の上司、最低な上司の上司の上司で話のできる人はいませんか?

話ができる人がいるのであれば、
”相談する人を間違えてはいけない”という自分の反省にしましょう。

話ができる人がいないのであれば、退職することを強くおすすめします。
戦って変革する!というモチベーションも大切かもしれませんが、
もしもそのような力があるのなら、
別の方向性を探した方が長い目で見て得かもしれません。

■50代社員(M)と同僚(A)のその後

そのときは、退職願望もあったそうですが、現在も働いているようです。
誰にも相談しないと決めて… 自分が我慢すればいいと決めて…

同僚(A)は50代社員(M)に対して、
何かできることがないかといろいろ模索していたようですが、
その願いはかなうことがなく、転職したそうです。

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