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「カンタン」な手術のための入院最終日

子宮頸部円錐切除術のための、初めての入院。無事、手術も終わって最終日になった。問題なければ、お昼には退院はずの日。

朝コーヒーが飲める、ありがたみ

朝6時に病棟が動き出し、6時半頃には看護師さんが前日と同様にバイタルチェックに来た。もう慣れたもので、自主的に体温計を左脇の下に挟み、右腕を差し出して血圧を測ってもらう。前日との違いは、下腹部に痛みがないか、そして出血がないかを聞かれたこと。

7時半の朝食まで時間があるので、顔を洗って、前の日に買っておいたインスタントコーヒーを入れるために、お湯を取りに行く。部屋に戻って一口飲む。インスタントコーヒーといえども、目を覚ましてくれる味がした。大した食事制限があったわけでもないのに、しばらくぶりにコーヒーを飲んだ感覚。

朝食に出てきたパンがほんのり温かくて嬉しかった。

術後診察

朝食が終わって8時過ぎに、いつもの担当とは違う先生が診察の案内に来た。自らわざわざ部屋まで呼びに来てくれ、ノートPCを広げていたのをみて「お仕事ですか?」と。「入院体験ブログを書いてます」とも言えず、「仕事ではないのですが、まぁ、うん」と濁した。そういえば、私と同じような状況で入院している人は、空き時間は何をしているのだろう。

診察の一環で、止血として入っていたカーゼを取ってもらい、「1〜2週間は水っぽいピンクのおりものが出ますが、大丈夫ですから。あと次回の外来診察まではお風呂は湯船に浸からずシャワーだけにしてください」と説明される。切除した部分の検査結果と診察のため、次の外来の予約を入れて完了。看護師さんから「10時〜10時半に退院の手続きに伺うので、荷物をまとめておいてください」と言われて、予定通り退院できるのにホッとした。

退院手続き

10時半前くらいに診察でお会いした看護師さんが部屋にきて、預けていた薬を返却してくれたり、忘れ物がないかチェックして、入院リストバンドを切ってくれた。自由だ。

料金支払いと保険に必要な書類の申込みのために、オフィスに行ったら、初日以上に大混雑していた。支払いの窓口は一つしかなく、これからその窓口で精算が行われるかと思われる請求書が担当の人の手元に10件くらい並んでいる。仕方なく腹を決めて携帯を眺めながら待っていると、割とすぐに名前を呼ばれた。係の人曰く「まだ計算が終わっておらず、金額が確定してないので、次回外来の際にお支払いください」と。しかも、平日であれば支払機で払えるので窓口に来なくても良いと。ラッキー。待っている人達に少し申し訳ない気持ちになりながら(私が恐縮する必要もないのだが)、外に出た。

こうして初めての入院は終了。次回、明らかになる切除部分の検査結果が気になるものの、とりあえず一つ終えた完了感は心地良い。

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