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横断歩道が渡れなかった話

普通の人が出来ることが普通に出来ない。横断歩道が渡れないなんて思いませんでした。

信号機付きの横断歩道では青に変わった瞬間、一歩が出ませんでした。

どうみても可笑しな人になってしまうので、人を待っているふりをしたりして、二回くらい信号を見送って、三回目でやっと勇気を出して?渡るのでした。

信号が青に変わった瞬間に足がすくむので、歩き出すと足がふらつく感じがして、自分でも何故だろう?と思いました。
渡れるかどうか、凄い緊張感、ドキドキ、なんでこんなことに不安になるのだろうと。
横断歩道を渡れるのだろうか、という変なプレッシャー?今こうして書いていてもおかしくて、どう考えても異常な精神状態です。

横断歩道を渡る練習?小さな子どもでも渡れるのにと思いながら、回数をこなして大丈夫になりました。

当時は歩いて出掛けることにも不安があり自転車か車ばかりでしたので、歩いて出かけるようになって徒歩で横断歩道を渡ることに不安があるのだと気がつきました。
この精神状態はいったい何なのでしょうか?

信号機のない小さな横断歩道なら大丈夫。
信号機があっても他の人と一緒の時は大丈夫なのに、一人での横断は緊張感に満ちていました。

嘘みたいな真面目な話、不可解なことです。
こんな人いるのかしら?と思いました。

何でもないことがスゴく困難なことのようで、横断歩道を渡るだけなのにその不安、緊張感、思い出すと笑えて来ますが、当時はやはり真剣そのものでした。広場恐怖症なのでしょう。

人間の精神状態の不思議さ、何故そうなってしまうのか?何故それが消えて無くなるのか?
原因はホンの些細なことなのか、色々と積み重なって出てくるものなのかも分かりません。

当時の私のように普通の人に出来ることが出来なくて、人には言えずに困っていたり、悩んでいたりしている方が居られるかと思います。

機械式駐輪場に入れない、横断歩道を渡れない、なんて人もいるのかしら…。

メンタルヘルスはとても大事ですが、体力、体調も精神面に与える影響は大きいと思います。

メンタル、フィジカルともに気を付けて、楽しみながら、一日一日を大事に生きたいですね。

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