【294】親や友人との付き合い方

 親には京大受験を本格的に決意した8月の終わりに打ち明け、友人については高校時代の一部の友人のみで大学の人には誰にも言いませんでした。

 まず、親との関わりについて。この辺は仮面浪人体験記にまとめてあるのでそちらを読んで欲しいのですが、僕は仮面を決意した3月時点では東京大学の受験を考えていました。ところが紆余曲折あり過ぎて最終的に8月に京大再受験を決めて本格的な受験勉強を始めたのです。京大再受験を決意するまではちゃんと方向が定まっていなかったので一人で思い悩んでいました。しかし、いざ決まると京都に住むことになった場合の費用など金銭面で多大なる迷惑をかけてしまうし、自分の進路のことなのできちんと話すべきだと感じたので全てを打ち明けました。両親から提示された仮面する条件は「早稲田でちゃんと単位をとること」「受験関係費は全て自分で出すこと」でした。その後は受験のことについて過度に干渉するわけでもなく、かといって全く気にしないわけでもないという僕にとって丁度良い距離感を保ってくれていました。応援し支えてくれた両親には感謝です。

 そして、友人との関わりについて。高校の友人たちはまさに精神的支柱でした。仮面のことをわかってくれる人がいるというのは心強かったです。浪人生の友達の中には、「一緒に勉強してそのあとご飯を食べよう」と誘ってくれる人らもいてすごくありがたかったです。

 一方、大学の友人に対しては文字通りずっと仮面を被ったままでした。一つに、大学受験を終えて他のことに打ち込む周りの友人に対してすごく失礼だと当時の僕が思っていたということがあります。早稲田には自分と同じ国公立落ちの人らも数多くいて、彼らは悔しさもありながら前を向き早稲田でやるべきことをやろうとしていて、そんな中受験に固執する自分がすごく恥ずかしかったし申し訳なかったです。逆に周りに自分を隠していたことが失礼だったかもしれないとも今は思いますが、それは僕が受かったから言えることなのかもしれません。しかし、少なくとも当時の僕は仮面を打ち明けることは出来ないと感じていました。そしてもう一つに、仮面を打ち明けてどういう反応をされるのか怖かったということ。これは完全に僕の持論なのですが、「仮面浪人という状態は未来が不透明で目の前にある選択肢も多いが、その中で少しでも一意に定まっていて欲しい。ああしようか、こうしようかと色んなことで悩みたくないから少しでも割り切ってしまいたい」と当時思っていました。「仮面を周りに言うべきか、言わないべきか」「言ったらどんな反応をされるのだろうか、言わなかったら隠したままなのだろうか」など仮面を大学の人に言うかどうかでも様々な悩みが生まれてきました。これに苛まれて精神的に辛くなるより、「大学の人には全てが終わるまで言わない」と最初に決めてしまった方が楽だと感じたのです。実際、そう割り切ってからは「隠しているの申し訳ないなぁ」と思いはしたものの以前のような悩みはなくなりました。

 この辺りは結局自分の性格や状況次第ですが、参考例にしてみてください。大学の人に隠し事をしながら接するのは常に嘘をついているような感覚がしてとても辛かったですが、だからといって僕は踏み切って打ち明けることも出来ませんでした。人間関係の悩みはつきものですが少しでも自分が思い悩まないようにして欲しいと思います。

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