【岡部幸輝】親や友人との付き合い方

 両親は当初から自分の馬鹿息子が仮面浪人をすることを認めていました。予備校には通わせられないが、仮面浪人は勝手にやればよい、という感じです。合格するまでは実家に帰らないつもりで北海道に行ったので、一年間長野の実家には戻りませんでした。予備校に通わせてくれないなんて理解の無い親だろう、と当時は思っていましたが、息子を心配してのことであり、また応援もしてくれていたようです。授業料や生活費を稼がなくてもいい分、私は恵まれていたと思います。
 
大学の友人はほとんどおらず、数人親しくなった人がいる程度でしたが、全員に打ち明けました。別に隠すことではないと思うし、仮面浪人をしているということを知ったうえで親しくするかどうかを決めてもらえばいいと思っていたからです。北大生は皆いい人で、受験で苦労した人や私のように後期入試で入学した人も多いこともあって、悪口などは言わず、応援してくれました。本当は、落ちろ!と思っていたのかもしれませんが(笑)
 
 高校の時の友人とはよく電話やLINEでやり取りをしていました。仮面浪人生活は非常に苦しかったので、常々高校時代に戻りたいと思って言いました。毎晩のように、高校生に戻って母校で友人や先生に囲まれ楽しく過ごす夢を見ていました。あまりにも高校時代に戻りたかったからか、往来で見かけた他人が高校の同期生に見え、声をかけそうになった瞬間に別人だと気づくということも屡々ありました。

→【仮面浪人の一週間】
https://note.com/kamen_to_kyoto/n/nfa6d50eebee1
【受験勉強】
https://note.com/kamen_to_kyoto/n/na04babcf525b
☑︎【仮面浪人するか迷っている人へ】
https://note.com/kamen_to_kyoto/n/ne01ac6f3cf4c

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