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人生を変えた100円
たかが100円で買ったマクロレンズにここまで人生観を変えられるなんて想像もしなかった。
今わたしが魂の奥深くからときめくのは
「自然の細部」だけなのです。
もう、その細部の美しさや繊細さや大胆さ、アイデアやバランスは神秘としか言いようがない。
胸がキュンとなってしまうんです。
まさに、トキメキ。
いつもは客観性しか持っていないわたしが、
こんなに近づいて何かを見つめていることが不思議です。
ふつうにしていては見えない世界が足元で繰り広げられてるんです。
興奮します。
もしも「もうこの世界は見飽きた」とか思っている人がいたら、腕を引っ張って一緒に撮影に連れて行きたいくらい!
…でもこれ、
実は人間にも在る「デザイン」なのかもしれないと、ふと気付きました。
ひとりひとりの細部にも、きっとそんな部分が在るんだろうなと。
コーチとして人と向き合う時には、
そこにアクセスしている気がする。
(そこまで見たいような見たくないような。
あまり見つめたら相手が困るかもしれないし、
どこかへ逃げてしまうかもしれない。
わたしに見られても迷惑かもしれない。
見えたことで何かが変わってしまうかもしれない。)
普段はそんなことを考えがちなわたしなので、
草花をはじめとした自然に向かってならば安心して見つめることができる。
自然は言葉通り自然なので、
わたしも自然でいられる。
本当は、
自然でいたいから、
自然にふれてるんだけどね。
そして、自然に還った自分で
人と向き合いたい。
求めてること、必要なことは全て
いつのまにか目の前に来ます。
目の前に来たものは、
結果であり望んだものだから。
良く出来すぎてて気付かないかもしれないけど、みんな望み通りの人生を生きてる。
道徳も常識も罰もない。
道端に咲く小さな小さな花を繁々と見つめるだけで、そんなことに気付く。
大胆に視点を変えてみるのに、100円は安かったなぁ。
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