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今伝えたいことがあるとすれば

絶え間なく流れ込む言葉は時に、偽善じみた鎧を作る。

私たちの中の半分は、いつでも自分の存在を証明しようと、誰に頼まれたわけでもなく必死。

泣きたい時に戦って、

悔しい時に笑って、

寄りかかりたい時に踏ん張る。

そうやって、抵抗という主張を繰り返してる。


一方で、私たちの中のもう半分は、ただそこにいることが全ての理由。

時を時と知らず、言葉を言葉と知らない子どもたち。

時を失い、言葉さえも失くした死にゆく人。

時々、彼らは同じ世界を見ているように思う。


何もできなくたって、すでに完璧で。

すべての感情は美しく、奇跡みたいなもので。

名前を付けるなら…「大丈夫」という空気に包まれている。


わたし あなた からだ こころ ことば


全ての境界が揺らぐ時、

どちらも自分の一部だと気づく。

すべてが愛すべき自分だと気づく。


吹いてくる風に逆らわず、ただ嵐が過ぎることを待つだけでもなく、

風に乗ることが、私たちには許されている。


それでも、

風が吹かない日もある。

風を感じられない日もある。

風に乗れない日もある。

それが私たちだから。


そして、明日はまた違う世界が見えたとしても、

見ているのはあなただから

ただ、そこにいればいい。

ただ、そこにいればいい。

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