四天王寺の蛇神信仰
#一心大神 、#蛇神、#水の信仰、#弁天様、
四天王寺には、たくさんのお堂があります。
それぞれのお堂に、ひいきの信者様がおられます。
亀井堂のように、先祖供養の締め括りには欠かせない、特殊な亀井水のあるお堂は、参拝者に広く認知されています。が、観光客はスルーしてしまいます。亀井堂に来ても、足元のさらに下に、何があるか、気がつかないでお帰りになる。未知の場所では、人は上をみる習性があるようで、下に気がつかない。
お堂ではない、小さなほこら、なのに、おおきな講が出来ている場所があります。
本坊庭園の片隅にある、一心大神、という祠です。
白蛇様なんです。
白蛇は、弁天様のお使いとして、信仰されています。
この一心大神の講のみなさんの寄進で、亀井水が東に流れ注ぐ、東大門の手前の下の池を、弁天池として整備なさいました。
池の回りに桜並木を植樹し、境内一の桜の名所となりました。
亀井堂から東へ行く人は少ないです。弁天様の桜は、意外と気がつかないようです。
弁天様が祀られたのは、一心大神の蛇神信仰からです。
庭園の片隅の小さな祠。知らずに見ても、わからないで通過してしまいます。
蛇神は、龍神でもあり、水の神です。亀井水と何らかのつながりがあると、私ひとりが推理しています。
亀井水から見ると、ほぼ夏至の日の出の方位です。
冬至の方位には、牛王尊という磐座を秘めた小堂があります。大晦日に参拝するという古いいわれがあり、それが亀井水との関係で冬至の信仰になった証明と思われます。これも、私一人だけの推理です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?