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日本人にはエイプリルフールは無理か

年度始めの目出度い日を、エイプリルフールとした由来は、わかっていないそうです。

見出しは、広重の深川万年橋。なんでか、亀が宙吊りになっています。

2021年4月1日、なんとなく宙吊りの気分。大阪は、とにかく昨年住民投票で否決された大阪市廃止解体を、あきらかな違法条例で強行しようと、ふしあわせ一体化条例が無理やり審議時間もなく可決、エイプリルフールにあわせて施行されました。これで、大阪市の財源を大阪府のプロジェクトにむしりとれる。なにがやりたいのか?カジノと万博。カジノ業者が、世界的なCovid19パンデミックで計画が後退するなか、民間支出でまかなうつもりの万博の駅も作れるかどうか。

個々のプロジェクトで、大阪市の負担を求めるなら、調整会議で話し合いすればいいだけなのに、憲法や地方自治法に違反する条例でしばりをかける。

十年間、大阪維新の橋下徹、松井、吉村は、話し合いは不毛だ、二重行政は悪の根元だと繰り返すばかり。

日本中の市町村と都道府県は、二重行政だから熟議をおこない、実績をつみあげてきた。それを、旧弊だ、政令指定都市大阪市は既得権益だ、解体だと、嘘のような本当のはなしだと催眠商法で、十年間メディア支配のもと喧伝してきた。住民投票を二回もやり、結局二連敗。でも、大阪市が権限を持つのは無駄だと、無理筋の条例をでっちあげる。

日本のエイプリルフールなんて、こんなもんだ。毎日が嘘まみれだから、究極の嘘は自己破滅しかない。

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たとえ明日世界が滅びるとしても、私はリンゴの木を植える。ルター。

いま、大阪市は、Covid19変異株の第4波に突入し、知事市長はさしたる知恵もなく、違法条例強行で、まったく宙吊りの亀。

こころある市民は、手も足も声も出す。しかし、メディアは橋下徹と、アイドル知事吉村にべったり。毎日ワイドショーで、目付きのうつろなアイドル知事の世間話を垂れ流す。

司馬遼太郎らが偶像化してきた、明治維新なるものが、歴史学的な新知見で、暴力クーデターにすぎないことがわかってきた。

西郷隆盛なんか、人間性のかけらもない冷血漢にすぎない。西郷隆盛像は謎であったが、近年写真が発見されている。

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もし孝明天皇が長生きしていたら、長州のテロリストなんかが跋扈することはなかった。日本の近代は、海外侵略に暴走することなく、江戸時代からつちかった文化国家として世界が憧れるジャポニズムで、リーダー的な位置を世界史に占めたかもしれない。

維新?真っ平ごめん。

たとえ大阪市が衰退しようとも、花は咲き、人は生きねばならない。

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川は流れ、午後の光のなかを、屋形船がゆく。

たとえ世界が嘘で衰退しようとも、エイプリルフールにはしゃれたお話を。

あ、4月1日が終わった。

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