中高年になりしがらみで行くのが選挙ですか
いつの時代も、若者の投票率は中高年の半分しかない。疑問、時代を経れば人は歳をとるのだから、日本人の選挙権は40歳と多くの人は信じてる?あるいは、選挙に行かない人は若死にする?
合理的な説明は、選挙はしがらみでしかない。
突然目覚めた還暦世代?
若いときに選挙に無関心だった人が、高齢化するとともに、政治的教養を身につけたから、選挙にいくようになるのか。ただ、しがらみに染められて、いくのか。
🙈🙉🙊
過去30年間の参議院選挙の投票率の、年代別グラフを、みなおす。
時代が推移しても、常に50代60代が高く、20代30代がその半分しかない。
で、考える。
選挙に行かない人は、若死にする。仮説としては無理。
多くの人は、50才になり、急に政治に目覚める。急に目覚めた人たち、という分析で思い出したことがある。
ドイツの歴史学者マイネッケは、晩年ナチスの時代を経験し、その同時代史として「ドイツの悲劇」を著す。
彼の分析によれば、ナチスを熱狂的に支持したのは、無知な大衆ではなく、技術者として高等教育を受けた中産階級であった、という。
政治意識の希薄なエリートたちが、突然目覚めたおじさんに変身してしまう。
批判的知性の素養もなく、目覚めた中高年が、ヒトラーの熱狂的支持者となる。
というわけで、若い時から、政治的教養を育むことなく、突然目覚めた還暦世代、というのはあやしい。
ぜひつっこみを、「お前もな」
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