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ふとした時の、ゆたかなもの

どうも、仮名です。引きこもり始めて早三か月目になろうとしています。
終息に向かってはいるものの、生活の立て直しはかなり時間がかかりそうな予感がします。

さて、今回は #ゆたかさって何だろう  ということで、お題企画&コンテストに応募しようと筆を取りました。少々お付き合いくださいませ。

▽▽▽

ゆたかさ。それは『豊かさ』とも書きます。
その意味とはこちらになります。

コトバンク様を参照しながら思ったことを話していこうと思います。
つまるところ、かなり恵まれた環境、という解釈で進めていきます。

最近のニュースは、陰鬱なものばかりです。
現在のコロナは、芸能、スポーツ、政治の世界にも一般人の世界にも大きな傷を残し続けています。
もちろんほかのニュースでもたくさんの悲しい出来事を残し続けています。
その中で、誹謗中傷というワードがトレンド入りしていることがありました。

そのことについてあまり触れたくはなかったのですが、あまりにも多くの著名人がこぞって呟いていたので、先日Twitterでぽそりと呟きました。

お口が悪いことはご勘弁ください。
ただ、私が思うのはただ一つだけ。
誹謗中傷のタグをつけて、亡くなった方をやり玉に挙げて、本気で悲しそうに同情した口で。
あまりにも多いんですよね。別の人を攻撃している人。
心に余裕がないことは認めます。それこそ『ゆたか』な状態ではないことも。

何をするにも人の目を気にしなければならない。しんどいですよね。面倒くさいですよね。
だからこそ感じてほしい。だからこそ思ってほしい。
ネットだって人と人とのコミュニケーションです。誰かを傷つけていい場所じゃない。
それでも誰かと共有したいなら、誰にも漏れないような日記とかに書き殴っていればいい。
物を書くというのは、それなりにストレスのはけ口になったりすると思っています。もちろん私が物書きだということは加味したうえでも。
今の社会はネット社会に依存しすぎているのです。良い意味でも、悪い意味でも。

大好きな本は売れないから印刷部数を減らしていて、なかなか手に入らない本がたくさんあります。無料で配信する違法サイトがあるのももちろんですが、電子書籍がかなり増えたことも要因の一つでしょう。

集めるのが大好きだったCDは、無数に転がる違法サイトのせいでなかなか流通してくれません。そもそもオンラインでしか売ってくれないアーティストもいます。

今一度立ち返ってほしいといつも感じます。
つい二十年、十年前。パソコンと携帯の普及はかなり進んでいたものの、CDも本も、全部手にするだけでわくわくしてませんでしたか?
それを共有するのは、人と電話をしたり、対面でお話して楽しんでいたはずです。
それをネットで、しかも作成されたご本人様に見える形で発信するのは、誰も得もしなければ、それを見たユーザーが気持ちのいいものではありません。

私は未だに買ってからすぐに開封したいし、今すぐ読みたい。聞きたい。全部そうです。私は電子書籍を買ったことはありません。CDはできるだけ買うようにしています。 
そうやって自分の心のバランスを取りながら、こんな世の中になっても家でできることで『ゆたかさ』を保ち続けることができています。

今の環境は、ステイホーム期間が二か月も続いたのがそうさせたのか、情報が全てです。その大部分の発信はネット上で行われます。
あまりにも恵まれている。情報がゆたかにあるとはいえ、人の心はどんどん乾いているような気がするのです。それがとても、恐ろしい。
なにごとも取捨選択は大切なのです。

ゆたかさとは一言で表せないけど、私で言えば大好きな本を一日中読んだり、下手ながらにゲームに勤しんだり、昔見ていたアニメを一から見返して泣いたり、たくさんの映画を一日に何本見れるかのチキンレースしたり、推しのライブ映像を見てサイリウムを振り回したり、そんなものだと思うのです。
誰かを攻撃して得た快感では『ゆたか』とは、私は認められません。

口はかなり悪いものの、私は誰かを攻撃したりはしたくありません。
キーボードやテンキーを叩いて、投稿ボタンを押せば世界に発信できる。
だから誰でも殺人者になれます凶器を手にすることができます
そんな人が一人でも減っていけますように。心から願っています。

△△△

現代社会への警鐘、なんて堅苦しいものではありませんが、あまりにもネットリテラシーが崩壊しつつある今の社会が、とても怖いです。
小学校のころにパソコン教室があったのですが、それ以外にも自宅にPCがあったので、先生にも母にも口酸っぱく言われました。

「ネットは怖いよ」

と。まさにその通りなのです。投稿ボタンを押す前に自分に言われた時を考えてみてください。不快だと思うなら、やめておいたほうが身のためですよ。思いがけない形で報復が返ってくるかもしれませんから。
皆様もご注意くださいませ。
では、また。


仮名(かめい)24歳。
趣味が高じて小説家の道へ進む。なんの変哲もない永遠の女子。
誰かの心に届くような文章を心がけています。
Twitter → @kamei_tyan
カクヨム → 「おやすみ、死にたがり」連載中
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896345037

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