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現在連載中の「おやすみ、死にたがり」について

どうも、仮名です。
カクヨムさんでの連載を始めて、もうそろそろ一か月が経とうとしているのですが、ありがたいことに300近いPVと、20を超える応援数をいただいております。ありがたい限りです。これからも精進してまいりますので、よろしくお願いします。
今回はそんな連載中のお話である「おやすみ、死にたがり」について、現在(5/31現在29話まで更新済み)お話できることを書いていこうかと思います。

▽▽▽

といっても、これからのお話をネタバレするでもなく、もちろん今までのお話のネタバレもしません。
連載当初に触れた「書くつもりがなかった」という部分です。
現在更新済みのお話を読んでいただいた方はピンとくると思うし、まだ読んだことないよ!という方はこれを踏まえて読むと、豆知識程度になると思います。

主人公の都(みやこ)ちゃんは、あまりこの言い方は好きではないんですが、かなりのメンヘラです。
いじめられて世の中に絶望して、リスカもするし、携帯の電源は入れない。部屋からは出ず、家族との関係もかなり悪い。
ここまで都ちゃんのキャラを聞いて、もしかしたらピンとくる方はいらっしゃるかもしれません。

そう、このキャラは私とよく似ているのです。
携帯の電源を切ったことはないけど、リスカも引きこもりもいじめも家族関係の悪化も、全部私が経験してきたことです。
私が逃げたのは文字の世界でしたが、イラストの世界に魅入られた都ちゃんは、当時の私です。
キャラ設定だけは私を投影させているからこそ、寝たら忘れちゃうところや、なんだかんだちゃんと笑えるところは、まんま私です。

この物語の根幹である夢は、私が描いた死に方でした。
こんな風に死にたい。あんな風に死にたい。そう描いた死に方は、たくさんのメモ帳にぐりぐりと落書きみたいに書き殴られていました。
見つけたときはびっくりしたけど、これはいいネタになるかもしれない。
思いついた時にはキーボードを叩いていました。そうしてプロットを作りあげたのが学生時代でした。
学校の講師としていらしていた某電撃作家様に見せて、本文に入ってもいいかも、まで言われて筆を止めました。

この物語を、私は書けない。

まだ過去を受け止め切れていない未熟な私は、都ちゃんを未来へは連れていけない。
結局学生最後の制作展では全く違う物語を作って提出させてもらいました。
私が成長していないせいで、終わりのないお話になって、フォルダの中でずっと眠る物語となりました。

完結したらあとがきとしてnoteで書こうと思っていることは、その時まで取っておくとして。
現在私が前に進んでこの物語を完結に導けるようになったのは、たくさんの出会いと別れを繰り返して、もうどうしようもないと投げやりになった自分を認めてあげられるようになったからです。
この物語の進む先はハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか、それを決めるのは読者様だと思います。
例えば、フランダースの犬はハッピー?バッド?私はハッピーだと思います。
物語というのは、大体そういうものなのです。

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さて、残り話数はかなり少なくなってきました。都ちゃんは一体どんな結末を受け止めるのでしょうか。
完結したあとのあとがきも、良ければ楽しみにしててくださいね(笑)
では、また。

仮名(かめい)24歳。
趣味が高じて小説家の道へ進む。なんの変哲もない永遠の女子。
誰かの心に届くような文章を心がけています。
Twitter → @kamei_tyan
カクヨム → 「おやすみ、死にたがり」連載中
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896345037

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