猫エッセイvol.1『首輪にカメラを取り付けたい』
はじめに
さて、今回は、猫の首輪にカメラを取り付けたいという話。
皆さんも、一度、いや二度か三度、思ったことはないでしょうか。
彼ら彼女らは、一体、どのような世界で暮らしているのか。
猫好きな人であれば、気になった人も多いのではないでしょうか。
そこで、そのようなことをちょっと妄想してみようかなあ、と思い、このエッセイを投稿させていただきます。
それでは、猫にカメラを取り付ける、スタートです。
猫にカメラを取り付ける(妄想)
寝床から起きて、ワイは一匹猫。
部屋を出る。
エサ場へ向かうと、少々飯が残っている。
やれ、少し食べよう(ガツガツガツ)。
ベランダの扉の隙間から外へ出る。
風は少し涼しい。
屋根へ飛び移る。
人間どもも、ここまではやってこまい。
朝日がわいをブラッシング・アップする。
まあ、ここは一服毛づくろいでもしておこうかいな。
昼になり、わいは母上にエサをねだる。
我ながら醜い態度を取っているように思う。
母を見上げ、エサを乞う。ニャーと口から声が漏れる。
わいは乞食だ。寂しいな。
と思ってたら、かつお節かいな。こりゃたまらん、わいは乞食ちゃうわ。立派な豪邸の飼い猫やないか!
夕方になり、陽は落ちる。母上殿は道に水をばらまいている。
なぜそんなことをするのか、分からないが、空気がひんやり涼しくなるから、何かの儀式を行っているのだろう。
わいは別の地べたで、尻尾パタパタ。時折七色の光もちらと目にする。
夜になり、わいは家の中を偵察する。こないだ家の中に、あほづらの猫が入ってきよってからに、警戒は十分しとく必要がある。
一応、いないことを確認し、わいは寝床へ一直線に向かう。
真夜中。母上殿に、遊んでくれませんでおまへんか。目ははっきり暗闇の中で光を捉えている・・・。
猫にカメラを取り付ける(終了)
ああ。こんなにはっきり見えていたんやあ。暗闇でも。
なんか関西弁っぽいもん呟いてたけど。男っぽかったな。
うちの猫は、一応メスなのだけれど。
まあいいや。
思ったより、特別な場所にも行ってないようで。
ただ、今回の想像で捉えきれなかっただけかもしれない。
絶対、意外なところに行っているはずだ。
検索で調べたら、そのような猫の首輪に取り付けられるカメラもあるみたい。
ふ~ん。そうなんや~。
でも、猫の首輪にそんなもん付けたら可哀想やね。やっぱ付けやんとこ。
そういうことは、妄想の中で楽しむのが一番ですね。
では、今回はこの辺で。
かめれもん★でした~。