マガジンのカバー画像

かめれもんの詩論まとめ

16
詩への考察録
運営しているクリエイター

2020年11月の記事一覧

谷川俊太郎さんが書いた詩集『バウムクーヘン』に対する書評

限りなく未知に近かった谷川俊太郎さんの詩集谷川俊太郎さんの詩集『バウムクーヘン』を読みました。 個人的な感想とともに、得ることができた心の豊かさを伝えることができれば、と思います。 谷川俊太郎さんの詩集は、ある意味ベスト詩集というか、有名どころはある程度知っているものの、最近のしかもまだ世間にそれほど知られているわけではない詩集を読みたい!と思って、購入しました。 谷川俊太郎さんの詩群は、詩の本格性を帯びており、わたしの相性にも合っていたので、読みやすいものとなっており

詩の魅力って、なんだろう?

心の奥に、しっかり届く。詩の魅力は深い。 ほんとうに深い。 わからないからこそ、惹かれてしまうのが、どうも詩らしい。 詩を読めば、その詩人と深く繋がる。 つまり、魂の底で繋がるのだ。 どういうことかというと、言葉自体、人を繋ぐ役目を果たしている。 詩人が紡いた言葉は、その詩人にとって大切な宝物。 いわばその人のエッセンスそのものだ。 それを読み手が読むことによって、詩人の世界に触れる、共感する、摩訶不思議な世界に感動してしまうのだ。 わからないことが、具体的