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うたまとめ

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これまでnoteに公開してきた詩群をここに紹介しておきます。
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#詩のようなもの

自由律俳句「広い野原の向こうから人が歩いてくる」

遠くから 誰か歩いて 来て見たら 知り合いだった のほほんとして 緊張が 一気にほぐれ ニヤニヤと 笑みがこぼれる なぜそこにいる 広い野原には、何が似合うだろう。 太宰治は、「富士には月見草がよく似合う」という名言を残しているが、これも同じ風景なのだろうか。 言語化が、いつもよりむずかしい。本人は、おそらく、なんとも言えない感情で、気まぐれにそこに、立っていたから。

自由律俳句「遠くから聞こえてくる小田和正」

高い声 透きとおる声 ああこれは 小田和正の 『今日もどこかで』 いつもなら 出てくる短歌 出てこない この人のあの 名曲みたいに 小田和正の『今日もどこかで』。そして、言葉にできない、あの名曲……。 この曲、いや、小田さんの数々の名曲に救われたことは、数知れず。 ちなみに、この間NHKで放送されていた『こんどこそ、君と!! 〜小田和正ライブ&ドキュメント2022-2023〜』という番組は、何度も繰り返し、小田さんが歌っているところ、お客さんの表情、希望に向かって歩き

かめれもんの新作・自由律俳句33選

新作の自由律俳句を、33句まとめました。 すでに作成している自由律俳句から厳選し、前回の107句よりも、少し質の高い句を選定することを心がけました。 前回よりも、短時間で、気軽に読みやすくなったと思うので、時間がある時に、よかったらご賞味ください。 それでは、どうぞ。 議論していることに満足している つまようじの使い道に困る 警官に手を挙げるように犬の前を進む 晴天の下持ち運ぶバケツの水 よくわからないスポーツの練習をしている 跳び箱を跳べたからなんだという

新作・自由律俳句107句(ズラッと並べておる)

エックスで、自作の自由律俳句をたくさん紹介したい気持ちがあったのですが、どうやら投稿頻度を上げづらそうなので、こちらのnoteから投稿させていただきます。 質は微妙かもしれません。新作(初出し)107句がウリとなっています。 それでは、どうぞ。 もしかしたら霊能力あるかもしれません 慕われているように見えている 水族館の暗闇に光るスマホ たばこの煙を避けて通る 死にかけの虫の命を救えた 対処できるが対処し続けたくはない たまには筋トレをしてみる かろうじて