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うたまとめ

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これまでnoteに公開してきた詩群をここに紹介しておきます。
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#ユーモア

【詩】日常に侵入してくるユーモア

とある休日の よく晴れた日 車の扉を閉める 「バンッ!」 という音が 遠くに聞こえた 唐突に 「ババンババンバンバンッ♪」 という音が鳴ってもよさそうだな という妄想がふくらむ 映像も音と連動して動いていたら 何かのMVができるかもしれない というさらなる追及的妄想 反すうの鎮静化を試みて詩

自由律俳句「たぶん触った時に指がジュッと火傷した」

火傷した 人差し指を 冷やそうと 急いで水の ある場所に行く かわいそう そうだ自分は かわいそう なんて思って みて笑いたい 人生で、火傷をしたことは、あったような、なかったような、実は少ない。 だが、周りで火傷した人を見たことは、何回かある。 火傷とは、不思議な傷であり(物理的な傷とはまた違うかもしれない)、これからも、そのようなケガをする機会は、なるべく減らしたい。

ポエムFile.7「危険なトマト」

トマトが嫌いな人に トマトを百個贈らせて いただきます ありがとうございます え?違うって?問題は そこじゃない? たしかにそうなのかも しれない けれど僕はトマトを 嫌いな人に百個 贈りたいだけなん だけど違うのかな トマトってそんなに 危ないものだったの?