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うたまとめ

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これまでnoteに公開してきた詩群をここに紹介しておきます。
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#創作

2023年7月31日の時事自由律俳句(11句)

前置き 8月という巨大な月を前に贈る 7月最後の日 空はどこまでも目の前に エアコンが壊れませんように 冬の動画で涼む トラックの近くは、おそらく暑い。 腕を水に濡らした 冷たいソーメン希望し始めました 舞い上がるビニール袋 夏バテしているような気が てこずっていても、正面突破。 占いが、微妙に当たっている。 かめれもんのプロフィール↓ おわり

短詩「夏バテの時間」p.4

夏バテになると 力が 入らない 脱力 脱力 脱力 脱落はしないまま 海月になっちゃお あ でも ここは海じゃねえ 海じゃねえ なら どうする? 車で 行こうにも 暑いし あったま パンクするぜ 海月だったら 山奥で ひからびるや ないかい! もういいや ここでいい ここでいい このまま リラックスして 僕は死ぬのかな いつか死ぬんだ だから生きよう そもそも生きていることが 死のように不思議なことさ 夏バテもそう なぜ このような一見 無意味に思えるような

以前、noteに投稿した詩(宇宙の珈琲)とリニューアル版を書いてみた。

以前、noteに投稿した詩を振り返るコーナー。 今回は、「うたまとめ」というマガジンに収録されている「宇宙の珈琲」をリニューアル。 よかったら、見てもらえるとうれしいです↓ ↓ ↓ ↓ 「宇宙の珈琲」(過去に投稿したバージョン) 何もない マグカップの中の 透明な空間 それは宇宙 そこに火傷しそうな 熱いコーヒーを注ぐ もしかするとあの宇宙 を覆い尽くすあの黒い 物体は私たちには寒い 空間だけれど 宇宙にとっては あったかく黒い コーヒー

短詩「僕は歌を歌いたかった」p.3

僕が 詩を書く理由 それは歌いたかったからだ もともと音楽は好きだった けれど 楽器は奏でられなかったし 歌えば 先生に苦笑いされたのを洞察した 音楽が好きゆえに テストで100点を取れば 頭でっかちのようなことを言われ 落ち込んだ けれど 詩なら 歌える 誰にでも 広く門戸が開かれている 僕は歌った 世界の中で 世界の中にいることが 僕が歌う理由だ 僕は歌い続ける 詩に愛されたから 音楽にはそっぽ向かれたけれど 詩には愛された 僕は歌う 世界を愛し 世界に 愛され

短詩「夏の花びら」p.1

身軽になっていく 心も 体も 暑さによって 高く舞い上がる モンシロチョウ 窓から見える 曇り空 僕の目は灰色の潤み やがて 雨の匂いが 風に乗って 流れてくる 森の合間の川の流れ とんぼが 飛んでる 2人の親子が いた 黙って 川を 見つめていた 父はスマホを見つめて 座っている 僕はスマホを 持っていないから 夏の風を感じてみた パソコンを開き 扇風機を かけ エアコンをかけず タイピングをして 空想している昼間