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かめれもんのうたまとめ

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これまでnoteに公開してきた詩群をここに紹介しておきます。
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2024年7月の記事一覧

【詩】雨上がりを超えていく時間

梅雨の さらさらとした雨は 去っていった 夏の空は見えず どんよりとした雲 水不足のからだ 僕は呼吸をしているが 水の中にいるようで 生きているのだろうか ぶくぶく ぶくぶく 泡を吐く 水のなかの退屈な現実 一回転してみる 二回転してみる あの空に幽体離脱して また現実に戻ってくる そして無限大のあくび 生きようと 思わなくても 自動的に 生かされる 日本という国 生きるとは 結局は生かされている としか言えないだろう 僕は自力以上に 他力の壮大さに圧倒され

【詩】言葉が届く世界

言葉が届く世界 詩人たちの希望 言葉が届く それは 人々に 愛がとどく ということ 夕空に 相手がいない キャッチボールのように うたえがき 虹の放物線 言葉よ とどけ 言葉よとどいて 詩人たちの声は 空に 反響する 愛のある言葉は 夕凪のように やさしく きらめきながら 愛のない言葉は 枯葉のように しずかに ゆらめきながら 言葉はうつくしい しかし 言葉よりも あの夕空に どうしたら勝てる というのか 言葉には重力がある 自然には重力がない 言葉は自然か