マガジンのカバー画像

かめれもんのうたまとめ

51
これまでnoteに公開してきた詩群をここに紹介しておきます。
運営しているクリエイター

2022年7月の記事一覧

以前、noteに投稿した詩(宇宙の珈琲)とリニューアル版を書いてみた。

以前、noteに投稿した詩を振り返るコーナー。 今回は、「うたまとめ」というマガジンに収録されている「宇宙の珈琲」をリニューアル。 よかったら、見てもらえるとうれしいです↓ ↓ ↓ ↓ 「宇宙の珈琲」(過去に投稿したバージョン) 何もない マグカップの中の 透明な空間 それは宇宙 そこに火傷しそうな 熱いコーヒーを注ぐ もしかするとあの宇宙 を覆い尽くすあの黒い 物体は私たちには寒い 空間だけれど 宇宙にとっては あったかく黒い コーヒー

短詩「僕は歌を歌いたかった」p.3

僕が 詩を書く理由 それは歌いたかったからだ もともと音楽は好きだった けれど 楽器は奏でられなかったし 歌えば 先生に苦笑いされたのを洞察した 音楽が好きゆえに テストで100点を取れば 頭でっかちのようなことを言われ 落ち込んだ けれど 詩なら 歌える 誰にでも 広く門戸が開かれている 僕は歌った 世界の中で 世界の中にいることが 僕が歌う理由だ 僕は歌い続ける 詩に愛されたから 音楽にはそっぽ向かれたけれど 詩には愛された 僕は歌う 世界を愛し 世界に 愛され