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unity1week「おくる」振り返り

Unity1週間ゲームジャム お題「おくる」に参加しました。

今回参加したイベントは、unityroomというゲーム投稿サイトで実施されているイベントで「Unityを使って1週間でゲームを作ろう」というゆる~いイベントです。

unity1weekはこれで17回目の参加です。
遅刻はしつつも毎回ヒーヒー言いながら作ってます…!

今回作ったゲーム

アイテムを選んでダンボールの中に配置していくゲームです!
アイテムごとに大きさや形が違い、選ぶたびにアイテムが変わるので少し考える必要はありますがクリア条件などは特にないため誰でも遊べると思います。
まだ、遊んでいない方は気軽に遊んでいただけると嬉しいです。

今回のテーマ

「おくる」というお題でした。
いつものように悶々と考えていたら妻から「荷物をおくるとかは?」と言われ、ビビッと稲妻が脳を駆け巡り、引っ越しの荷造り作業をゲームにしちゃうか!となりました。

パズルっぽくもあり、進めていく中でストーリー性なども出していけたらな〜とぼんやり考えつつモックを作り始めました。

余談

少し前にUnpackingというゲームを遊んだ影響かも知れません。

こちらは荷解きをするゲームで、荷解きする中で感じられる主人公のストーリー性がとても良いです。是非、遊んでみてください!

経年変化

モックができた段階でテストプレイをしている中、ただ淡々と表示された同じアイテムを配置していくのがどうにも面白くなく感じが気になっていました。

ふと、きっかけとなったゲームのUnpackingを改めて観察。
このゲームはステージ間で時間が進んでいました。
特にストーリーを語るパートがあるわけではなく、荷解きしていく場所やモノで語るゲームということに気づきました。

それに習い、同じく何かしら時間経過を感じさせようと考えました。

結果、配置するものを劣化または増やすことにしました。
・破けてしまった服を直した跡
・増えた漫画の冊数
などアイテム毎に様々なパターンを用意してもらいました。

また、荷物を配置する際に選別があります。
現実でも「引っ越しのときに要らないものは処分する」というのは自然だと思います。

前のステージで配置せずに選ばれなかったものは、次回以降のステージに引き継がないようにしました。
その上で選ばれたものは劣化させることで前のステージより時間が経過したことによる説得力出すことにしました。

過去→未来

またその逆もあり、特定のアイテムが引き継がれた場合にのみ追加で現れるアイテムなどもあります。

時間経過を感じさせる演出

「先ほどの経年変化を入れてもそれに気づくきっかけがないとプレイしている人がなかなか気づきづらいのでは?」と思い、
そこでテンポ感を崩さない程度にステージの合間に一枚の絵と「チャプターが切り替わったよ」と分かるような演出を入れました。

Chapter 1
Chapter 2

いわゆる、映画や漫画などによくある「〜◯年後〜」と同じような役割です。

当初は、生後間もない時のアイテムを親視点で荷物を詰めているという設定でチュートリアルを入れたかったのですが、開発時間が残っていなかった都合上、こちらはやむなくカットしました。

チュートリアルの代わり

前述で述べた通り、チュートリアルは入れられませんでした。

その代わりとしてプレイヤーが何をすればいいか迷わないように、ゲームの状態によって画面下に今できることのヒントを出すことにしました。

何もしてない状態
選択している状態
(これ「左側に配置しよう」的な文言も入れるべきでしたね)
置けるものがなくなった時

迷わない工夫

開発者は自身で設定しているのでアイテム毎の形など全て把握しているので問題がないのですが、初見でこのゲームを触る人はどのようにマスを占有するのか分かりません。
確認するには一度選択してから左側に持っていって初めて分かります。
これでは操作性がいいとはお世辞には言えない……

アイテム毎に左上に占有する形を表示することにしました。
察しの良いプレイヤーは見た瞬間に分かりますし、最初分からなくても配置しようとする時や進めていく中で気づいてもらえるかなと思い、あえて説明などは入れませんでした。

結果

最後に

今回、2週間と6日もかかってしまい「1週間ゲームジャムとは…」となってしまいました……
評価期間ギリギリに出したのにも関わらず、遊んで頂いた方には感謝しかないです。本当ありがとうございます。

また、今回作ったゲームのソースコードをGitHubに公開しました。
VContainerやUniTask, UniRxを使って組んでいます。
「VContainerはなんとなく分かった。
 でも、実際どう組んだらいいか分からない。」
という方などに数ある実装方法の中の1つとして参考になれば幸いです。

では、また次回のunity1weekでお会いしましょう。
お疲れさまでした。

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