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美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 23  高知県は美味しい2  馬次郎

高知県は農作物の種類が豊富。野菜はもちろん果物栽培も多種多様だ。

高知の特産品に新高梨がある。 やたらとデカイ梨。新潟と高知の梨を掛け合わせて新高梨と伝えられていたが、どうやら違うらしい。

高知の針木地区は梨の産地で有名。霧の出る寒暖の差が大きい地区なのでおいしい果物がでいるとのこと。

針木地区にある 植田省三梨園は、植田さんがご夫婦で梨を育てている小さな農園。のんびりした風景がとてもいい。 

植田さんの梨園では馬次郎を食用として栽培している。

馬次郎は古い梨の品種で現在はほとんど食用とされていない。酸っぱいのだ。取り立ての馬次郎は酸っぱい。ところが収穫して数ヶ月置いておくと酸味が抜けていき、甘味が感じられるようになる。そして食感がりんごのようになる。 晩秋に収穫して食べごろが年明けという珍しい梨。

この馬次郎を植田さんは本当に丁寧に栽培している。そして馬次郎の美味さを知っているお客さんだけが購入する。数量は少なく、名前も知られていない梨だが、馬次郎ファン確実にいる。

なんでもかんでも糖度を上げれば美味しいわけではない、りんごも紅玉が貴重品扱いになってきているが、この馬次郎は ぜひ一度食べてほしい梨。 

酸味のある果物の美味しさを体験してもらいたい。

植田さんご夫婦ののんびりした生活が馬次郎に宿っている感じがする。


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地域で頑張っている人たちと一緒に学びたい。 全国の生産者を知る、食いしん坊の亀田武嗣のおいしい情報を掲載していきます。

年間100日を日本各地に出向いて、地域の課題解決の相談にのっていた亀田武嗣(デジタルメディア研究所・主任研究員)による、足で探し、人と交流…

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